【渡辺勝幸一般質問】答弁要旨【大綱4】園芸産出額倍増等、農政について【第386回宮城県議会】

12月1日、
第386回宮城県議会(令和4年11月定例会)において、
渡辺勝幸は一般質問に立ちましたので、

このメルマガで数回に渡って、
一般質問の内容等についてお伝えしました。

今回は、

大綱4 園芸産出額倍増等、農政について

に対する答弁内容について、お伝えしたいと思います。

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【答弁要旨ここから】

【大綱4】園芸産出額倍増等、農政について以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)「みやぎの園芸倍増」という目標の達成に向けた戦略についてどうか。また、先進技術を活用した施設園芸に志を持つ農業者に対する政策的・経営的支援が不足していると思うがどうか。

知事の答弁:
県では「みやぎ園芸特産振興戦略プラン」に基づき、園芸産出額倍増に向けて、
先進技術を活用した施設園芸の拡大や大規模露地園芸の振興に取り組んでいる。

施設園芸については、国庫補助事業等を活用したハード支援に加え、
収量の増加に向け、多収性品種の導入や環境制御指導者の育成研修により、
先進技術の定着も支援してきた。

また、人材の確保と育成に向けて、就農前後の研修資金等の給付支援のほか、
農業改良普及センターと県農業経営・就農支援センターが連携し、
専門家も活用しながら、資金繰りや労務管理、販路拡大などに関する、
経営の発展段階に応じた支援を行っている。

この結果、同プラン策定後2年間で、東日本一の規模を誇るレタスの園芸施設や
新規就農者によるいちごの園芸施設など、
約10ヘクタールの施設整備が進んでいるところ。

一方で、先進技術を備えた園芸施設の整備については、
経済的負担が大きくなることが課題となっている。

県としては、引き続き関係機関と連携しながら、
新規就農者へのきめ細かな伴走型の支援に努めるとともに、
初期投資に係る新しい支援策も検討し、園芸産出額倍増に向けて、
総力を挙げて取り組んでいく。

(2)都市近郊におけるもみ殻の処理について、県として何らかの対応を図るべきと思うがどうか。

知事の答弁:
我が県では、毎年30万トン以上の米が生産され、
多くのもみ殻が発生している。

もみ殻は、畜舎の敷床や堆肥の副原料、
ほ場整備等における暗渠資材のほか、
土壌改良資材などに有効活用されているが、
ほ場整備事業が完了した地域などでは暗渠資材としての利用が減少し、
処理に苦慮する場合が増えているものと認識している。

国が昨年策定した「みどりの食料システム戦略」では、
未利用資源の一層の活用を図るため、
バイオ炭の農地施用の促進に取り組むこととされているが、
その材料として、もみ殻を活用することも、
我が県において有効な取り組みであると考えている。

県としては、関係機関・団体等と連携しながら、
引き続き、地域の実情に応じて、敷床、堆肥等へのもみ殻活用を推進していくほか、
バイオ炭としての農地施用など、環境負荷低減につながる新しい活用方法も検討し、
さらにもみ殻の有効活用が図られるよう取り組んでいく。

【答弁要旨ここまで】
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農政に関する質問は特に話題になることはありませんでしたが、
2点とも知事から前向きな答弁をいただきましたので、
今後の県としての新たな取り組みに期待していきたいと思います。

【大綱1】地方自治の在り方、「国と地方の役割分担」について以下2点について知事の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2022/12/01/

【大綱2】再生可能エネルギー発電新税に関する課税の在り方について新税導入の必要性について認識はどうか。
また、課税ではなく規制強化などの対応はできなかったのか。
さらに、可能な限り早期に導入すべきと思うが、今後のスケジュールについて知事の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2022/12/02/

【大綱3】重度心身障害児者への支援等、共に生きる社会の実現について以下4点について知事の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2022/12/03/

【大綱4】園芸産出額倍増等、農政について以下2点について知事の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2022/12/04/

【大綱5】公設日本語学校開設や貞山堀の活性化等、宮城の地域経済活性化について以下2点について知事の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2022/12/06/

【大綱6】不登校特例校連携やキャリア教育の推進について以下2点について知事及び教育長の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2022/12/07/

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【渡辺勝幸一般質問要旨】

【大綱1】地方自治の在り方、「国と地方の役割分担」について以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)国が自治体に策定を義務付ける計画は必要最小限にすることや内容・手続きを自治体の判断にできる限り委ねることが骨太の方針に盛り込まれたが、我が県の計画の数と当該方針を受けた対応についてどうか。

(2)町内会長や行政区長などへの表彰制度について、知事によるものがないことに大きな違和感を覚えるが、所感はどうか。

【大綱2】再生可能エネルギー発電新税に関する課税の在り方について新税導入の必要性について認識はどうか。
また、課税ではなく規制強化などの対応はできなかったのか。
さらに、可能な限り早期に導入すべきと思うが、今後のスケジュールについて知事の所見を伺いたい。

【大綱3】重度心身障害児者への支援等、共に生きる社会の実現について以下4点について知事の所見を伺いたい。

(1)障害者スポーツ分野への予算確保は、地域に根差した障害者スポーツの環境整備と普及促進のために必要と思うがどうか。

(2)新生児聴覚検査費用を公費負担している市町村数について、今後の進展の見込みと併せてどうか。

(3)長期入所病床の不足解消や単独型の医療型短期入所病床の増床整備など、重症心身障害児者やその家族が安心して暮らすための支援について、どのように考えているのか。

(4)共生型サービスの対象を長期入所まで拡大することで、限られた福祉人材を活用しながら、必要な支援を行き渡らせることができると思うがどうか。

【大綱4】園芸産出額倍増等、農政について以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)「みやぎの園芸倍増」という目標の達成に向けた戦略についてどうか。また、先進技術を活用した施設園芸に志を持つ農業者に対する政策的・経営的支援が不足していると思うがどうか。

(2)都市近郊におけるもみ殻の処理について、県として何らかの対応を図るべきと思うがどうか。

【大綱5】公設日本語学校開設や貞山堀の活性化等、宮城の地域経済活性化について以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)日本語学校の整備に当たっては、語学教育のみならず、我が国の歴史や伝統文化をしっかりと伝えることのできる人材を確保していくべきと思うがどうか。

(2)貞山運河は仙台空港や仙台塩釜港にも近く、観光資源としての利活用や被災地の経済復興にも資するものと思うが、その活性化や周辺の河川整備に関する認識はどうか。

【大綱6】不登校特例校連携やキャリア教育の推進について以下2点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)不登校特例校について、県内における開設に向けた動向や、それまで通っていた学校や進学先との連携の在り方への認識はどうか。

(2)県立高校のキャリア教育は充実しているものの、就職先の確保には課題があると聞いており、特に観光業界の人材育成に向け、関係部局の連携を強化して取り組むべきと思うがどうか。

【一般質問要旨ここまで】
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質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。

すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。

「渡辺勝幸 宮城県議会県政活動報告」(ブログ)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com/blog-category-42.html

(第4471号 令和4年12月11日(日)発行)