第373回宮城県議会(令和2年6月定例会)が閉会となりました

7月6日、
第373回宮城県議会(令和2年6月定例会)が閉会となりました。

5月臨時議会に引き続き、
この6月議会は新型コロナウイルス対策の審議がメインとなり、
さらに7月中にも臨時議会が開催される予定です。

私は今回の議会では、一般質問に登壇し、

1、アフターコロナの宮城県政について
2、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策について
3、県立高校のエアコン設置等教育の諸課題について

取り上げたところです。

一般質問の全文及び答弁要旨は、
公式ウェブサイトに掲載していますので、
ご関心ある方はご覧ください。

⇒ https://katsuyuki.jp/

そして、今回の質問内容については、
全国紙宮城版や地元紙河北新報などで取り上げていただきました。
こちらも公式サイトでご覧いただければと思います。

「本日の一般質問の内容が、NHKで取り上げられました。」(20/6/25)
「一昨日の県議会での一般質問について、読売新聞と毎日新聞で取り上げていただきました。」(20/6/27)
「県議会での一般質問について、河北新報で取り上げていただきました。」(20/7/5)

●「校舎新築・改築でエアコン設置」(令和2年6月25日 NHK)
●「妊婦のPCR検査実施へ/県と仙台市今夏から希望者に」(令和2年6月26日読売新聞宮城版)」
●「出生率ワースト2位/県、AIで婚活支援へ/知事『事例参考に強化』」(令和2年6月26日毎日新聞宮城版)
●「エアコン設置再検討を/県議会自民会派 知事に申し入れへ」(令和2年7月4日河北新報朝刊)

そして昨日7月6日に、
宮城県庁知事室において、
村井知事に対し、

自民党・県民会議、公明党、21世紀クラブ合同で
「県立高校へのエアコン設置を求める要望」をしました。

与党会派で村井知事に直接意見を申し上げたところです。

今議会を振り返り7月7日の『河北新報』朝刊では、

「県議会を振り返って/議会と知事 緊迫の力関係」

という記事が掲載されました。

本記事によれば、
今議会は、エアコン整備の議論をはじめ
「議会側の集中砲火で、緊迫の力関係が見て取れた」

とし、村井知事は当初、軽視した節があったが、
議会内の不満が膨らみ、
最大会派の自民党・県民会議も例外ではなかったと分析。

最終日の6日に、他の与党会派とともに早期設置を迫り、
村井知事は「重く受け止める」と再検討を約束せざるを得なかった、

その背景には、以下のような理由があると指摘しています。

「結末を読み解く上で、興味深い数字がある。
 自民会派は昨年秋の改選で33人のうち1、2期生が過半数の17人を占めた。
 3期はゼロで4期まで含めると22人。
 『若手、中堅が主流』(知事周辺)になった。」

さらに、

「会派内のベテランは『就任間もない時期から村井知事を知る人が少なく、遠慮がなくなっている』と指摘。
 県幹部も『以前より清濁併せのむムードが小さくなっている」と明かす。」

「この雰囲気は4期15年で築いた「村井1強」を語る上で見逃せない変化ではないか。
 (中略)議会と知事の綱引きに目が離せない。」

日々の県政の動きを追った記事は、
備忘的に読むようにしていますが、
メディア各社の取り上げる意図があったりして、
客観性に疑問符が付くようなときもありますが、

こうした中長期的な県政の動きと、
今後の県政の潮流を読む分析記事は、
政治家としても大いに参考にしなければと思うところです。

私の肌感覚では現在宮城県政においては、
「村井1強」が圧倒的であり、

それぞれの課題において賛否両論あるところとはいえ、
村井知事の県政運営に、県民は一定の評価をしているのではないか
と感じているところです。

したがって私も知事与党の立場として、
基本的には村井支持という立ち位置にありながらも、
県立高エアコン整備など各論では
時に厳しく意見を申し上げる必要があると考えています。

しかし政治家の力はグラフでいえば「放物線を描くもの」です。

どんなに強い政治家でも人間である以上、
放物線を描いて山を登るときもあれば、谷へ向かうこともあります。

そして、強かった政治家が谷へ向かうときに、
政変となり、混乱を巻き起こします。

そのときに、よのなかを間違った方向へと導く政治家が現われ力を持ってしまうと、
取り返しのつかないことになってしまいかねません。

若い世代の政治家は、
自らの力を蓄えながらも、
混乱の時代になったときのための準備をしなければならないと思っています。

自らが先頭に立つべく自己研鑽を積むか、
それともこれぞという人を育てていくのか、
いずれにしても安定した政治をつくるための準備が重要です。

今日紹介したこの河北新報の記事は、
その混乱期がどの時期なのかは示唆していませんが、

いずれ来るそのときに備えて、
県政のあるべき方向性を考えなければならない、
そう思わせる記事でした。

ということで、6月議会は閉会しましたが、
新型コロナ対策で5月に臨時議会が開かれたのと同様、
すぐに7月臨時議会が開かれることになりました。

中長期的な県政について考えながらも、
臨戦態勢で直近の県政課題について引き続き取り組んでまいる所存です。

地元若林区の課題解決に尽力しながら、
宮城県全体、日本全体の課題を踏まえ、
引き続き全力でぶつかっていきたいと思います。

今後とも皆様のご支援を賜りますよう、
あらためてよろしくお願い申し上げます。

(第3584号 令和2年7月7日(火)発行)