「宮城県における緊急事態措置(5月7日以降)について」(宮城県)

「宮城県における緊急事態措置(5月7日以降)について」(宮城県)
⇒ https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/791180.pdf

令和2年5月6日に期限を迎える「緊急事態宣言」について、
政府は4日夕方、対策本部を開き、
対象地域を全国としたまま、今月31日まで延長することを正式に決めました。

同時に、今月14日をめどに、
専門家に感染者数の動向などを分析してもらい、
可能だと判断すれば、
31日を待たずに宣言を解除する考えも示されました。

これを受けて、昨日5日、宮城県においても、

「第8回宮城県新型コロナウイルス感染症対策本部会議
 第5回宮城県危機管理対策本部会議」

が開催され、

県民に3つの密を徹底的に避けるなど感染を防止する取り組みを求めた上で、
事業者に対する休業要請を7日に解除することを決めました。

一方で、県民に対して不要不急の帰省や旅行など県をまたいだ移動や、
繁華街の接待を伴う飲食店などへの外出を自粛するよう要請したほか、
事業者に対しては業種や施設の種別ごとにガイドラインを作成するなど
自主的な感染防止の取り組みを進めるよう要請するとのことです。

また、臨時休校が続いている学校については、
より慎重な対応が必要だとして、
県立学校の休校を5月31日まで延長することにし、
市町村の教育委員会にも同様の対応を求めました。

宮城県の「緊急事態措置の移行等について」の資料によれば、

「休業期間内において、感染リスクの低い教育活動から段階的に取組を進め、
 学校再開に繋げていく。」

との記述がありますので、
助走期間という位置づけになるものと思われ、
妥当な判断であると思います。

宮城県としては8日連続で新たな感染者はいないとのことで、
ここから第二波をいかに避けるかという大きな命題を抱えながら、

「Hammer and Dance」

ハンマー(積極的介入)からダンス(持続的介入)へという、
次のステージに入ったということになります。

ここからは「医療」と「経済」の両立を図るという、
難解な方程式を、時間軸を見据えながら解く作業に入っていきます。

課題は様々あり、一つ一つ解決しなければなりませんが、
批判だけでは時間をとられてしまいますので、
具体的な解決策を考えながら、私も取り組んでいきたいと思います。

一日も早い収束をめざして、
こんなときこそ衆知を集めて結果を出す政治を実現していきます。

(第3522号 令和2年5月6日(水)発行)