GWに読むオススメの本その1ー令和2年版

ゴールデンウィーク、
みなさんはどのように過ごしていらっしゃいますでしょうか。

今年はこのコロナ対応により、
少し余裕があり、本を読みたいというかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

収束後に動くための準備として、
読書をし、自分の糧をつくっておくことは大事なことと思います。

このメルマガでは毎年恒例のことですが、

お休みの合間に私渡辺が読んでみようかなと思っている本、
積ん読になっている本、すでに読んでいる本、
そして周囲からおすすめされている本を、

今日から複数回にわたってお伝えしようと思います。

この中から早速Amazonや近所の書店などで購入していただき、
この時期に英知を養っていただければ幸いです。

【1、ミヒル・A・デサイ著、斎藤聖美翻訳
『HOW FINANCE WORKS ハーバード・ビジネス・スクール ファイナンス講座』】

企業経営の緊急事態下において、
融資をどのように考えるかが全世界企業の最優先検討項目ですが、
ファイナンスについてのヒントを得るための教科書を読み、
基礎から次の政策支援を考えます。

誰もが知っている具体的な企業の数値を見て、
実際のケースにおける判断を学ぶことになりますので、
緊急事態として実践的です。

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【引用ここから】

スターバックス、アップル、ティンバーランド、ナイキ…
最先端企業の財務データから学ぶ2020年代の基礎ファイナンス教科書。
ハーバード・ビジネス・スクール・オンライン講座
Leading with financeを基にテキスト化!

著者について
【著者】
ミヒル・A・デサイ(Mihir A. Desai)
ハーバード大学教授。ビジネス・スクール(経営大学院)でファイナンスを教え
(みずほフィナンシャルグループ教授)、ロー・スクール(法科大学院)では税法を教える。
インドで生まれ、香港とアメリカで育つ。
ビジネス・スクールの学生時代には上位5パーセントに与えられる
ベイカー・スカラーに輝き、その後フルブライト奨学生としてインドに留学。
ハーバード大学で政治経済学の博士号を取得した。
経済と金融の評論家としてメディアにもたびたび登場。
コーポレート・ファイナンスから公共政策まで、幅広くコメントしている。
その研究は金融専門誌だけではなく、
経済誌やニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、
ウォール・ストリート・ジャーナルなどで取り上げられている。
ファイナンスという難科目を担当しているにもかかわらず、
2001年にはビジネス・スクールで教える
優秀な教師を表彰する学生協会賞を受賞するほどの人気教授である。

【訳者】
斎藤聖美(さいとう・きよみ)
ジェイ・ボンド東短証券代表取締役
1950年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。
日本経済新聞社、ソニー勤務の後、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得。
モルガン・スタンレー投資銀行のエグゼクティブ・ディレクターなどを経て独立。
数々の企業立ち上げに携わり、現在はジェイ・ボンド東短証券代表取締役社長。
バスケットボール女子日本リーグ(WJBL)会長も務める。

【引用ここまで】
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【2、ダイアン・タヴァナー著、稲垣みどり翻訳『成功する「準備」が整う世界最高の教室』】

私も東北大学でオンライン授業をやっていますが、
9月入学も含め、教育の在り方そのものが転換期に来ているように感じます。

次の時代の教育はどうあるべきか、
参考になるものと思います。

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【引用ここから】

「驚いた。こんな学校、見たことない」
ビル・ゲイツが激賞する
「全米トップの教育」とは?

人生に必要な力がすべて身につく常識破りの方法!

・教師より「メンター」で人生を教える
・生徒が「自分で」学習計画を立てる
・競争ではなく、協力する技術を身につける

米ビジネス&教育界のリーダーたちもこぞって推薦!
◎『GRIT やり抜く力』の著者アンジェラ・ダックワース
◎世界一のオンライン学習サービス・カーン・アカデミーCEO サル・カーン

教師はもちろん、親や部下がいる人など、人を育てるすべての人に役立つ

著者について
ダイアン・タヴァナー
サミット・パブリック・スクールCEO。
自ら理想の学校を作りたいと思い立ちゼロから開校。
「家庭環境が悪い生徒でも大学進学率100パーセント」を達成し、
ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグからの支援を受け、全米の注目を浴びる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
タヴァナー,ダイアン
非営利組織「サミット・パブリック・スクール」の共同創業者兼CEO。
同組織はカリフォルニア州とワシントン州で15校の
ミドルスクール、ハイスクールを運営、従来型の教育とは大きく異なり、
「実世界の体験」「自己主導性」「協力」「省察」など、
大学や職場で成功するための「生きるスキル」を中心にした
革新的なスクールモデルを構築。
全米の話題をさらい、「最もやりがいのある高校」(ワシントン・ポスト紙)、
「教育の分野で、世界で最も革新的な会社トップ10」(ビジネス誌「ファスト・カンパニー」)など、
多くの賞賛や賞を受けている。
著者は南カリフォルニア大学で心理学、社会学の学士号を取得、
スタンフォード大学で修士号を取得。
サミット創業前には10年間公立学校の教師、学校経営者をつとめたが、
理想の教育を実現するため自ら学校をつくることを決意、
ゼロから立ち上げて成功させる。
カーネギー教育振興財団の理事会メンバー

稲垣みどり
翻訳者。
上智大学文学部英文学科卒

【引用ここまで】
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【3、ホームライフ取材班編集『こんなに損してる! もったいない112の習慣 (青春新書プレイブックス)』】

ステイホーム、そして自粛体制のなか、
いかにして支出を削るかということも大きなテーマです。

本書ではこれは知らなかったというものも多くありますが、
支出の節約という意味だけではなく、
エネルギーは有限であるということからも大事なことが多くあります。

JRでは片道601km以上なら、
「往復割引」が適用されて1割引きになる、
ということでこれをうまく使った節約法も書かれています。
これは知りませんでしたし、結構大きな節約になるかもと感じました。

仙台からですと名古屋へ行くときは検討の余地ありです。

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【引用ここから】

普段何気なくやっている習慣のなかには、
さまざまな面から「ああ、もったいない」と思わせるものが少なくない。

本書は、掃除、洗濯、料理、家電、節約などに関して、
さまざまな「もったいない」を集めた、読めば得する一冊。

「暮らしをもっと楽しく! もっと便利に! 」をモットーに、
日々取材を重ねているエキスパート集団。
取材の対象は、料理、そうじ、片づけ、防犯など多岐にわたる。
その取材力、情報網の広さには定評があり、
インターネットではわからない、
独自に集めたテクニックや話題を発信し続けている。

【引用ここまで】
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【4、神田昌典著『マーケティング・ジャーニー 変容する世界で稼ぎ続ける羅針盤』】

神田さん最新刊。
ビジネスモデルの事例としても、
今後のアフターコロナのヒントを得られるのではないかと感じます。

ビジネスモデルからステージを上げ、
顧客創造、社会形成へのヒントとしても読みがいがありますね。

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【引用ここから】

内容(「BOOK」データベースより)
未来への突破口は、すでにあなたの日常にある─。
なぜM&Aの専門家が結婚紹介業?なぜサブスクリプションよりサポート制度?
なぜ労働力不足の解消にエコバッグ?
なぜベッドのないビジネスホテル?なぜ「現在から」ではなく「未来から」?

著者について
神田 昌典(かんだ・まさのり)
経営/創造的課題解決コンサルタント
日本最大級の読書会「リードフォーアクション」発起人

上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士。
大学3年次に外交官試験合格、4年次より外務省経済局に勤務。
戦略コンサルティング会社、米国家電メーカーの日本代表として活躍後、
1998年、経営コンサルタントとして独立。
『GQ JAPAN』(2007年11月号)において“日本のトップマーケター”に選出。
2012年、アマゾン年間ビジネス書売上ランキング第1位。
2018年、マーケティングの世界的権威のECHO賞・国際審査員。
現在、ビジネス分野のみならず、教育界でも精力的な活動を行っている。
主な著書に『ストーリー思考』(ダイヤモンド社)、『成功者の告白』(講談社)、
『非常識な成功法則』(フォレスト出版) 、『2022──これから10年、活躍できる人の条件』(PHPビジネス新書)、
翻訳書に『ザ・コピーライティング』(ジョン・ケープルズ著/ダイヤモンド社/監訳)、
『ザ・マインドマップ』(トニー・ブザン著/ダイヤモンド社)など多数。

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トップ・マーケッター
20年・2万人検証の集大成!

常識を捨てて、新しい富を得る。

1年3カ月ぶり! 待望の単著!
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●マーケティング力は、マーケティング部門・職の人だけでなく、
すべてのビジネスパーソンに必須なものです。
専門知識だけの人間は陳腐化しますが、マーケティング力を持った人材は、
商品・人・サービス等をプロデュースすることで永遠に社会に必要とされます。
●書名「マーケティング・ジャーニー」とは、
「マーケッターの成長の道筋=新成長事業を作り上げるプロセスの図式化」。
著者が20年以上にわたり、
2万人以上の経営者とダイアログを重ねた結果、把握・検証したもので、
神田昌典氏の理論の集大成ともいえます。
●すでに成熟した事業のリニューアルであれスタートアップの新規事業であれ、
力強く成長するビジネスモデルを構築するために必須な一冊です。

【著者からのメッセージ】
「本書は、すべての人を、優れたマーケッターになるよう、駆り立てる本である。
それは、この時代の変わり目において、
マーケッターはきわめて価値ある職業だからだ。
シンプルにいえば、専門領域で経験を重ね、
マーケティング力を身につけていけば、鬼に金棒。
さらに、マーケティングの実践を積み重ねると、
優れたリーダーが多数生まれる──マーケティングは人を成長させるのだ。
人は、マーケティングを実践しながら、事業を成長させながら、
同時に社会的な存在へとなっていくのである。」

※「日経MJ」連載「未来にモテるマーケティング」を再構成・大幅加筆で単行本化しました。

【構成】
●第1章 エリア1【市場】すでに日常にある、未来への突破口
小さな変化をきっかけに、新成長事業の種を探す
[市場エリア マイルストーン]
1 新札から読みとる、令和時代のビジネスチャンス
2 プログラミングなしの、ビジネスはもはや成立しない
3 社員を雇う前に、クラウドサービスを使い倒す
4 ブロックチェーンは、嘘をつけなくする技術

●第2章 エリア2【隙間】圧倒的に勝利する、隙間(ニッチ)を探す決意
事実を知って、変化に立ち向かう
[隙間エリア マイルストーン]
5「売れないものを売る」ことで、人は伸びる
6 今までの常識を捨てれば、新しい富が生まれる
7 当たり前になった価値は、自分からは見えない
8 ひとつに絞り込めば、デジタルと親和性が生まれる

●第3章 エリア3【顧客】顧客の痛みを感じなければ、道は閉ざされる
ここで走り出したら、必ず失敗する
[顧客エリア マイルストーン]
9 インサイトが、爆発的な市場の拡大をもたらす
10 笑われるほどの事業アイデアが、新常識を作る
11 強い「ひとつ」に絞り込むと、グローバルに広がる
12 永遠の不便も「アナログ×デジタル」で解消できる

●第4章 エリア1【着想】再現性ある着想力をマスターする
どん底……。イノベーションはそこから生まれる
[着想エリア マイルストーン]
13 デジタルツール活用の、意外なアイデア創出効果
14 目の前の現実をみていても、もはや現実はみえない
15 尊敬できる人物の視点を使い、大きな未来から逆算する
16 実現する未来は、ひとつのイメージに宿っている

●第5章 エリア5【調整】顧客を創造するために、仲間と結束する
ここまでは思考を深める段階。いよいよ行動する段階へ
[調整エリア マイルストーン]
17 読書会で、調整力を体験する
18 働き手がいないという嘘
19 辛い「労働」が、「娯楽」になる時代
20 高い次元を目指すリーダーは、戦いを避けるな

●第6章 エリア6【経済】 予測可能な成長をもたらす、集客モデルを組み立てる
百貨店型のビジネスモデルは終わった
[経済エリア マイルストーン]
21 検索からの逆算で、つけるべき社名がわかる
22 レビュー評価を高めるために、身内を大切にする理由
23 1本の電話が、ビジネスの成否を決める
24 未来からの逆算による提案が、成約率を高める

●第7章 エリア7【協力】顧客を創造するために、仲間と結束する
まったく同じ商品が、突如売れ出した。そのワケとは?
[協力エリア マイルストーン]
25 仕事のシンプル化で、誰もが社会参画できる仕事場を作る
26 スターを創り出すために、会社と顧客が協力関係を結ぶ
27 お祭りをきっかけに、異業種コラボを加速させる
28 留学生と組むことで、6カ月で地域経済を活性

●第8章 エリア8【突破】事業成功は、社会建設へのアプローチ
顧客満足では不十分。今、求められることとは?
[突破エリア マイルストーン]
29 成約率よりも「Kファクター」
30 オンライン飲み会で、手軽にコミュニティ作り
31 商品価値は、周辺から作られる
32 大きな目標を掲げるのに、規模は関係ない

【引用ここまで】
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おもしろそうな本がいっぱいあります。

オススメの本がありましたら、
ぜひみなさん教えてください。

明日以降に続けます。

(第3521号 令和2年5月5日(火・こどもの日)発行)