【渡辺勝幸一般質問】答弁要旨【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について【第380回宮城県議会】

9月15日、
第380回宮城県議会(令和3年9月定例会)において、
渡辺勝幸は一般質問に立ちましたので、

このメルマガで数回に渡って、
一般質問の内容等についてお伝えしました。

今回は、

大綱1 東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について

に対する答弁内容について、お伝えしたいと思います。

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【答弁要旨ここから】

【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について
以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)世界の人々への感謝など、復興五輪のテーマは大会終了後も
レガシーとして継承していくべきであり、今後この考え方をどう生かしていくのか。

知事の答弁:
我が県にとって、今大会には、
国内外の多くの方々に被災地の復興の姿を見ていただき、
これまで寄せられた支援への感謝の意を伝えるという重要な目標があった。

コロナ禍による厳しい環境下ではあったが、
沿岸被災地域を回る聖火リレーの実施、観客を入れてのサッカー競技の開催など、
ボランティアをはじめ多くの関係者の皆様の御協力により、
「復興五輪」の理念実現に向けた我が県の取組をアピールすることができた。

県としては、今後とも、復興の状況に関する継続的な情報発信や、
子ども達が一流アスリートに触れる機会の創出、
復興ありがとうホストタウンの交流支援など、
今大会のレガシーに位置づけられるような施策にしっかりと取り組んでまいりたい。

(2)レガシーという観点からも、障害者スポーツの推進に更なる取組が必要と思うが、
今後の方向性についてどうか。

保健福祉部長の答弁:
東京2020パラリンピック競技大会では、
我が県にゆかりのある鈴木亜弥子選手がバドミントンにおいて、
豊島英選手と藤本怜央選手が車いすバスケットボールにおいてメダルを獲得。
様々な障害を抱えながらアスリートとして活躍する選手の姿は、
私たちに大きな勇気と感動を与えてくれるとともに、
障害のある方について理解を深める機会となった。

障害者スポーツは、障害のある方の自己実現や社会参加の促進、
健康増進にとって重要なだけではなく、
障害のある人もない人も相互に人格と個性を尊重し合いながら
共生する社会の実現のための普及啓発にとっても重要な活動。

県としては、引き続き、宮城県障害者スポーツ協会などと連携しながら、
障害者スポーツ大会の開催支援や、各圏域の総合型地域スポーツクラブでの障害者スポーツ教室、
障害児向け体験会の開催のほか、
障害者スポーツ指導員やボランティアなど活動を支える人材の養成研修などを通じて、
地域に根ざした障害者スポーツの環境整備と普及促進を図っていく。

(3)障害を持ったアスリートの雇用促進と障害者雇用の現状についてどうか。

経済商工観光部長の答弁:
県内の民間企業における障害者雇用率は、昨年6月現在で、2.17パーセントと
全国平均2.15パーセントを上回り、9年連続で過去最高を更新しているものの、
依然として法定雇用率は達成されていないことから、
障害者雇用の促進に向けた取組を強化していくことが必要と認識している。

また、アスリートを含め障害のある方々の雇用促進に当たっては、
障害特性に応じた業務の設定、職場環境の整備や従業員の理解などが重要と考えている。

県としては、宮城労働局等の関係機関と連携しながら、
企業向けセミナー、就職面接会、優良事業者等に対する表彰を実施するほか、
障害者雇用の促進に向けた経済団体や民間企業に対する要請など、
引き続き、障害者の安定した雇用の確保や維持に取り組んでいく。

【答弁要旨ここまで】
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【渡辺勝幸一般質問】【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/15/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱2】村井県政四期十六年をどのように見ているか【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/16/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱3】環境は経済であり、農業もまた経済である【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/17/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱4】子供たちの将来について【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/18/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱5】名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方について【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/19/

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【渡辺勝幸一般質問要旨】

【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について
以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)世界の人々への感謝など、復興五輪のテーマは大会終了後も
レガシーとして継承していくべきであり、今後この考え方をどう生かしていくのか。

(2)レガシーという観点からも、障害者スポーツの推進に更なる取組が必要と思うが、
今後の方向性についてどうか。

(3)障害を持ったアスリートの雇用促進と障害者雇用の現状についてどうか。

【大綱2】村井県政四期十六年をどのように見ているか
以下4点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)首長の多選批判に対する現状の認識について、知事就任前の見解と併せてどうか。

(2)復興を経た我が県だからこそ、コミュニティに着目した政策が重要であり、
担い手となる青少年を育成し地域の活性化に取り組むべきと思うがどうか。

(3)福祉分野に関して、今後更なる取組の充実を期待するが、
新・宮城の将来ビジョンの方向性も踏まえ、認識はどうか。

(4)若い世代に妊娠・出産や不妊に関する知識を伝えることは重要であり、
大学生向けに実施しているセミナーの対象を高校生などにも拡げる必要があると思うがどうか。

【大綱3】環境は経済であり、農業もまた経済である
以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)地球温暖化への対応が経済成長の機会になるとの認識が広がりつつあり、
我が県の経済戦略の根幹に環境分野を位置づけ、
グリーン成長戦略として打ち出すべきと思うがどうか。

(2)農業分野では、地産地消や食育の取組を震災復興と並行して進めることにより
需要の創出を図ることが重要である。
これまでの施策の評価と今後の取組についてどうか。

(3)農産物の輸出に関して国は大きな目標を掲げており、
我が県としても潜在的な力を発揮する好機と思うが、
今後の取組の方向性について、県産農産物の輸出額の推移と併せてどうか。

【大綱4】子供たちの将来について
以下2点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)令和5年に創立150周年を迎える小学校が多く、記念事業が計画されている。
県制150周年記念事業と一体となった取組を提案するが、記念事業の内容はどうか。
また、小学校創立150周年についての見解はどうか。

(2)東北地方で初めてとなる不登校特例校の設置を受け、
県としてその取組を支援するとともに、県内への共有を進めるべきと思うがどうか。

【大綱5】名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方について
以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)仙台市が実施する大規模雨水処理施設の整備に関して、
放流先となる広瀬川や名取川の周辺住民から水害の発生を懸念する声があるが、
仙台市との調整状況や対策についてどうか。

(2)流域治水は自治体の枠組みを超えた取組が必要であるが、
県としての方向性や課題について、認識はどうか。

【一般質問要旨ここまで】
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質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。

すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。

「渡辺勝幸 宮城県議会県政活動報告」(ブログ)
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(第4026号 令和3年9月22日(水)発行)