【渡辺勝幸一般質問】答弁要旨(後半)【第366回宮城県議会】

12月5日、
第366回宮城県議会(平成30年11月定例会)において、
渡辺勝幸は一般質問に立ちましたので、

このメルマガで数回に渡って、
一般質問の内容等についてお伝えしました。

今回は、質疑に対する答弁内容後半について、
お伝えしたいと思います。

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【大綱3】歯と口腔の健康について以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)歯と口腔の健康啓発運動を更に推進し、歯科医師会等と連携して普及啓発を進め、
  歯科検診の必要性や家庭等での取組の正しい知識・情報を提供していく必要があると思うがどうか。

知事の答弁:
日常の適切な口腔ケアや定期的な歯科検診により、歯と口腔の健康を維持することは、
全身の健康維持・増進にも大切であり、県民への普及啓発が重要であると考えている。

県民に向けた普及啓発は、主として市町村が、検診や健康イベント等の機会を捉えて行っており、
県では、市町村職員を対象とした研修会を実施するとともに、
妊娠期・乳幼児期の口腔ケアに関するリーフレットを配布するなど、
ライフステージに応じた情報提供に努めているところ。

また、より広域的な取組が必要となる職域での普及啓発については、
県歯科医師会や全国健康保険協会宮城支部等と連携し、
各圏域で事業所の健康づくり担当者を対象として、歯周病の予防対策等の研修会を実施している。

県としては、今後とも、県歯科医師会や市町村等と連携して、様々な場面で、
歯と口腔の健康に関する正しい知識の普及啓発に積極的に取り組んでいく。

(2)特に在宅療養中の要介護高齢者は、十分な口腔ケアを受ける機会が少ない場合もあり、
  高齢者の歯と口腔の健康維持施策を今後更に推進すべきと思うがどうか。

保健福祉部長の答弁:
高齢者の歯と口腔の健康を維持するためには、本人はもとより、
周囲の支援者による適切な口腔ケアが必要であると考えている。
そのため、県では、県歯科医師会と連携し、歯科医師のほか、歯科衛生士、
介護職員等多職種を対象とした研修会を実施することにより、
地域の歯科医療機関や高齢者施設等との連携強化を図るとともに、
在宅歯科診療に必要な機器を貸し出しするなど、
在宅要介護者等の歯と口腔の健康を維持する体制の構築に取り組んでいるところ。
今後とも、県歯科医師会や市町村、介護サービス事業所等と連携し、
地域における訪問歯科診療の充実を図ることにより、高齢者の歯と口腔の健康づくりを推進していく。

【大綱4】河川関係事業費の確保及び水系単位の圏域防災について
     以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)河川関係事業費予算が不十分であることから、
  河川改良費及び河川維持修繕費の予算確保を国に強く求めるとともに、県の取組も推進すべきと思うがどうか。

土木部長の答弁:
県では、河川や流域の特性等を踏まえ、人口や資産が集積する大規模河川や水害常襲河川を中心に、
計画的に河川整備を進めるとともに、河川の流下能力を早期に確保するため、
堆積土砂の撤去や支障木の伐採について、流水への影響や背後の土地利用状況などを踏まえ、
優先度を定めながら実施している。
特に、名取川や広瀬川などについては、関東・東北豪雨を踏まえて策定した
「災害に強い川づくり緊急対策事業アクションプラン」に基づき、
予算を拡充しながら河道掘削や支障木伐採などを緊急かつ集中的に実施している。
また、近年、集中豪雨等が頻発化しており、水害リスクが高まっていることから、
今後も河川の整備や維持管理に重点的に取り組む必要があると認識している。
県としては、現在、国が検討している「防災・減災及び国土強靭化のための緊急対策」の
予算を確実に確保していくとともに、河川整備や維持管理に必要な予算について、
引き続き国に対して強く要望し、名取川や広瀬川を含め、重点的に取り組んでいく。

(2)国のビジョンに基づき河川の水系単位での圏域防災の取組を進め、
  各自治体と連携を図ることが治水の観点からも重要であり、更に推進すべきと思うがどうか。

近年、気候変動に伴う集中豪雨が頻発化していることから、
「施設では防ぎきれない大洪水は必ず発生すること」を前提とした国のビジョンに基づき、
河川管理者や市町村などの関係者が一体となり、
減災に向けた取組を推進していくことは大変重要であると認識している。
我が県においても、国や市町村などの関係機関で構成する減災対策協議会を5つの圏域に設置し、
昨年度末までに、全ての県管理河川を対象として、今後5か年の「減災に係る取組方針」を策定した。
この方針を基に、河川整備などのハード対策と併せ、
円滑な避難確保に向けた浸水想定区域図の作成や、避難場所の相互利用をはじめとする
市町村の広域的連携など、ソフト対策を進めているところ。
また、今年度は、7月の西日本豪雨を踏まえ、
被害状況や被災地での課題などについて情報共有を図り、
特に住民にわかりやすい洪水ハザードマップの策定と、その更なる利活用を図っていくこととしている。
県としては、引き続き、減災対策協議会の取組方針に基づき、「人的被害ゼロ」の目標に向けて、
市町村などの関係機関と密接に連携しながら、
ハード・ソフト一体となった取組を鋭意推進していく。

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質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。

すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。

「渡辺勝幸 宮城県議会県政活動報告」(ブログ)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com/blog-category-42.html

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【渡辺勝幸一般質問要旨】

【大綱1】県民の体力向上・障害者スポーツの推進について
     以下5点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)「復興五輪」として東京オリンピック・パラリンピックを成功させるため、
  県が大会に向けた機運醸成を主導すべきと思うが、
  今後の具体策と知事の意気込みについてどうか。

(2)運動部活動への新たな支援や総合型地域スポーツクラブの設立支援等により、
  県民のスポーツ参加機会を増やすべきと思うが、
  県民の体力向上のための施策展開についてどうか。

(3)宮城県障害者スポーツ協会の基盤体制の充実も含め、
  各地域の課題に対応した障害者スポーツの実施環境整備が必要だと思うがどうか。

(4)障害者スポーツの指導者養成について、地域偏在を防ぐため、
  市町村をはじめとした福祉関係者と協力した仕組みづくりが重要だと思うがどうか。

(5)特別支援学校の体育施設を開放する仕組みづくりや
  障害者スポーツ団体と社会福祉施設の連携など、
  特別支援学校卒業後の障害者のスポーツ参加の促進について見解はどうか。

【大綱2】子供たちの教育に関する課題について
     以下4点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)思いやりや助け合いなどの福祉の価値を学ぶことが子供の成長の糧になることから、
  障害者スポーツを通した福祉教育を推進すべきと思うがどうか。

(2)小・中・高等学校における出前授業や職場体験は、
  各業種の後継者不足の解消やキャリア教育の観点からも効果が大きいと思うが、
  現状及び今後の展開についてどうか。

(3)不登校対策として、子どもの気持ちに寄り添いながら
  保護者に対してもアドバイスを行う訪問型の家庭教育支援が急務だと思うがどうか。

(4)若い世代に北朝鮮による拉致問題を伝えることは人権啓発としても重要であることから、
  石巻管内のみならず全県に拡大して継続的に啓発活動に取り組むべきと思うがどうか。

【大綱3】歯と口腔の健康について
     以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)歯と口腔の健康啓発運動を更に推進し、歯科医師会等と連携して普及啓発を進め、
  歯科検診の必要性や家庭等での取組の正しい知識・情報を提供していく必要があると思うがどうか。

(2)特に在宅療養中の要介護高齢者は、十分な口腔ケアを受ける機会が少ない場合もあり、
  高齢者の歯と口腔の健康維持施策を今後更に推進すべきと思うがどうか。

【大綱4】河川関係事業費の確保及び水系単位の圏域防災について
     以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)河川関係事業費予算が不十分であることから、
  河川改良費及び河川維持修繕費の予算確保を国に強く求めるとともに、
  県の取組も推進すべきと思うがどうか。

(2)国のビジョンに基づき河川の水系単位での圏域防災の取組を進め、
  各自治体と連携を図ることが治水の観点からも重要であり、
  更に推進すべきと思うがどうか。

【一般質問要旨ここまで】
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