秋田で「栄養政策研修会・意見交換会」に出席

令和8年8月23日、秋田市で開催された、
2026年度北海道・東北地区の「栄養政策研修会・意見交換会」に出席しました。
この会合は栄養士議員連盟(上川陽子会長)が主催し、
北海道・東北各地の栄養士会、日本栄養士連盟の関係者、国会議員や秘書の皆様が参加しました。
開催にご尽力いただいた岩本剛人・栄養士議員連盟副幹事長(参議院議員・北海道選挙区)、
日本栄養士連盟秋田県支部の瀧澤百美子支部長をはじめ、関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
管理栄養士・栄養士の皆様は、
病院、介護・福祉施設、学校、保育所、行政、地域活動、給食事業など、
様々な現場で私たちの健康と命を支えてくださっています。
しかし、その専門性や責任の重さに対して、
配置や処遇が十分ではないという切実な声が、各地の現場から寄せられました。
今回の研修会では、
管理栄養士・栄養士の処遇改善、
栄養教諭の配置促進と地域間格差の解消、
健康で持続可能な食環境づくり、
国の栄養政策を横断的に進める司令塔機能の強化、
などについて、要望や現場の実情を伺いました。
なかでも印象に残ったのは、
保育所等への管理栄養士・栄養士の配置に関するご意見です。
保育所では、毎日の給食やおやつだけでなく、
食物アレルギーへの対応、子供たちの成長発達の確認、食育、保護者への支援など、
栄養の専門性が求められる仕事が数多くあります。
一方で、栄養士の配置や、その専門性に対する制度上の評価は、
必ずしも十分ではないとのことです。
また、病院や介護・福祉施設の給食を担う事業者の方からも、
食材費や人件費の上昇によって経営が厳しくなり、
事業者が撤退すれば患者や利用者への食事の提供そのものが難しくなりかねない、
との声もありました。
これは給食事業の経営問題だけではないなと感じます。
医療や福祉を支える重要な社会インフラとして、
国が制度や予算の面から支えていかなければならない課題ではないかとお話を伺いながら感じたところです。
私自身は挨拶のなかで、県議会議員時代から、
和食と健康、食料安全保障、地産地消と食育、学校給食への県産・有機農産物の活用などを議会で取り上げてきたことをお話ししました。
北海道・東北は、豊かな食文化を持つと同時に、
日本の食料供給を支えている地域です。
この地域から食と栄養の大切さを全国へ発信し、
子供たちへの食育をあらためて充実させていくことも重要です。
そして、栄養政策は医療や福祉だけの課題ではありません。
農業、教育、子育て、介護、地域づくり、
さらには災害時の食事支援まで、多くの分野に関係する国民生活の基盤となる政策です。
食と栄養の大切さを訴えるだけでなく、それを現場で支える管理栄養士・栄養士の配置と処遇を、制度として保障する段階に進めなければなりません。
診療報酬や介護・障害福祉サービス等報酬、保育の公定価格などに、
専門性と責任が適切に反映される仕組みも必要です。
今回の会合は、北海道・東北の栄養士関係者と国会議員が、
初めて顔の見える関係を築く重要な機会となりました。
こうした声を、厚生労働省、こども家庭庁、文部科学省などへの確認や働きかけを進め、
栄養士議員連盟から、具体的な制度改正と予算確保につなげていきたいと思います。
宮城県内の栄養士の皆さまの現場の声をしっかりと伺いながら、
食と栄養を支える皆様が誇りを持って働き続けられる環境づくりに取り組んでまいります。
秋田駅で「いぶりがっことチーズのパリパリ煎餅」をお土産に買ったところ、
家族から好評でした。。。
(第5823号 令和8年8月24日(月))

