【渡辺勝幸一般質問】答弁要旨【大綱3】 重症心身障害児者への支援等、共に生きる社会の実現について【第386回宮城県議会】
12月1日、
第386回宮城県議会(令和4年11月定例会)において、
渡辺勝幸は一般質問に立ちましたので、
このメルマガで数回に渡って、
一般質問の内容等についてお伝えしました。
今回は、
大綱3 重症心身障害児者への支援等、共に生きる社会の実現について
に対する答弁内容について、お伝えしたいと思います。
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【答弁要旨ここから】
【大綱3】重度心身障害児者への支援等、共に生きる社会の実現について以下4点について知事の所見を伺いたい。
(1)障害者スポーツ分野への予算確保は、地域に根差した障害者スポーツの環境整備と普及促進のために必要と思うがどうか。
保健福祉部長の答弁:
障害者スポーツは、障害のある方の自己実現や社会参加の促進、健康増進とともに、
障害の有無に関わらず、相互に人格と個人を尊重し合いながら、
共生する社会の実現のための普及啓発にとっても重要な活動。
東京2020パラリンピックの開催を契機に、
障害者スポーツがより身近なものとして認識されてきているが、
県としても、宮城県障害者スポーツ協会や総合型地域スポーツクラブなどと連携し、
ボッチャなど障害者スポーツの体験会を開催しているほか、
メダリストと連携したパラスポーツ交流イベントも予定している。
今後も、宮城県障害者スポーツ協会など関係団体と連携しながら、
各種普及啓発とともに、障害者スポーツ大会の開催支援や、
全国障害者スポーツ大会への選手団派遣、障害者スポーツ指導員やボランティアなどの
人材養成研修の実施、宮城県障害者総合体育センターの運営等を通じ、
障害者スポーツに参加し、親しむことができる環境整備に努めていく。
(2)新生児聴覚検査費用を公費負担している市町村数について、今後の進展の見込みと併せてどうか。
保健福祉部長の答弁:
今年11月末現在で、公費助成を実施している市町村は25市町となり、
さらに、来年1月から仙台市が公費助成を始める予定となっている。
また、現在のところ、来年度から7つの市と村で公費助成を始める予定と伺っており、
公費助成を行う市町村は着実に広がっているものと認識。
(3)長期入所病床の不足解消や単独型の医療型短期入所病床の増床整備など、重症心身障害児者やその家族が安心して暮らすための支援について、どのように考えているのか。
知事の答弁:
重症心身障害児者を受け入れることのできる入所系の事業所は県内に4施設あり、
その定員の合計は561人となっているが、
今年4月1日現在で74人の待機者がおり、入所施設へのニーズがあることは承知している。
また、ご家族のレスパイトを確保するための医療型短期入所事業所については、
平成28年度から取り組んできた「医療型短期入所モデル事業」の成果もあり、
県内の事業者数はモデル事業開始前の4事業所から11事業所まで増加している。
重症心身障害児者及びそのご家族への支援については、
入所サービスのほか、通所や訪問サービスも含めた総合的な支援体制の整備が必要であり、
現在進めている障害者プランや障害福祉計画の見直しに合わせて、
関係機関や当事者団体等の意見を聞きながら、
今後の支援の在り方について検討していく。
(4)共生型サービスの対象を長期入所まで拡大することで、限られた福祉人材を活用しながら、必要な支援を行き渡らせることができると思うがどうか。
保健福祉部長の答弁:
介護保険サービスと障害福祉サービスの両方を提供できる共生型サービスは、
障害者が高齢者となっても同一事業所を継続利用できることや
介護人材を有効活用できるなどの利点があるが、
現行制度では、訪問系や通所系、短期入所サービスが対象とされ、
長期入所施設は対象とされていない。
共生型サービスの適用拡大については、
国における今後の議論を見守っていく。
県としては、高齢となった重症心身障害者への支援の充実のため、
関係機関等から意見を聞きながら、
介護保険サービスへの円滑な移行や人材の確保等の課題について検討していく。
【答弁要旨ここまで】
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なお、この大綱3の質問についても、
『河北新報』(令和4年12月9日朝刊)にて取り上げられました。
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<県議会から> 一般質問の「巧拙」実感 弁舌、磨き上げに期待
2022年12月9日 5:00 [会員限定]
開会中の今年最後となる県議会11月定例会で、
4日間に16人が登壇した一般質問が終わった。
村井嘉浩知事ら県執行部と直接対峙(たいじ)できる主戦場で、
質問力の巧拙を実感した。
初日は若手2人が重症心身障害児の支援を取り上げた。
視察結果を踏まえ、長期入所病床の不足解消や家族のための
レスパイト(休息)入院…
⇒ https://kahoku.news/articles/20221208khn000085.html
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【大綱1】地方自治の在り方、「国と地方の役割分担」について以下2点について知事の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2022/12/01/
【大綱2】再生可能エネルギー発電新税に関する課税の在り方について新税導入の必要性について認識はどうか。
また、課税ではなく規制強化などの対応はできなかったのか。
さらに、可能な限り早期に導入すべきと思うが、今後のスケジュールについて知事の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2022/12/02/
【大綱3】重度心身障害児者への支援等、共に生きる社会の実現について以下4点について知事の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2022/12/03/
【大綱4】園芸産出額倍増等、農政について以下2点について知事の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2022/12/04/
【大綱5】公設日本語学校開設や貞山堀の活性化等、宮城の地域経済活性化について以下2点について知事の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2022/12/06/
【大綱6】不登校特例校連携やキャリア教育の推進について以下2点について知事及び教育長の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2022/12/07/
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【渡辺勝幸一般質問要旨】
【大綱1】地方自治の在り方、「国と地方の役割分担」について以下2点について知事の所見を伺いたい。
(1)国が自治体に策定を義務付ける計画は必要最小限にすることや内容・手続きを自治体の判断にできる限り委ねることが骨太の方針に盛り込まれたが、我が県の計画の数と当該方針を受けた対応についてどうか。
(2)町内会長や行政区長などへの表彰制度について、知事によるものがないことに大きな違和感を覚えるが、所感はどうか。
【大綱2】再生可能エネルギー発電新税に関する課税の在り方について新税導入の必要性について認識はどうか。
また、課税ではなく規制強化などの対応はできなかったのか。
さらに、可能な限り早期に導入すべきと思うが、今後のスケジュールについて知事の所見を伺いたい。
【大綱3】重度心身障害児者への支援等、共に生きる社会の実現について以下4点について知事の所見を伺いたい。
(1)障害者スポーツ分野への予算確保は、地域に根差した障害者スポーツの環境整備と普及促進のために必要と思うがどうか。
(2)新生児聴覚検査費用を公費負担している市町村数について、今後の進展の見込みと併せてどうか。
(3)長期入所病床の不足解消や単独型の医療型短期入所病床の増床整備など、重症心身障害児者やその家族が安心して暮らすための支援について、どのように考えているのか。
(4)共生型サービスの対象を長期入所まで拡大することで、限られた福祉人材を活用しながら、必要な支援を行き渡らせることができると思うがどうか。
【大綱4】園芸産出額倍増等、農政について以下2点について知事の所見を伺いたい。
(1)「みやぎの園芸倍増」という目標の達成に向けた戦略についてどうか。また、先進技術を活用した施設園芸に志を持つ農業者に対する政策的・経営的支援が不足していると思うがどうか。
(2)都市近郊におけるもみ殻の処理について、県として何らかの対応を図るべきと思うがどうか。
【大綱5】公設日本語学校開設や貞山堀の活性化等、宮城の地域経済活性化について以下2点について知事の所見を伺いたい。
(1)日本語学校の整備に当たっては、語学教育のみならず、我が国の歴史や伝統文化をしっかりと伝えることのできる人材を確保していくべきと思うがどうか。
(2)貞山運河は仙台空港や仙台塩釜港にも近く、観光資源としての利活用や被災地の経済復興にも資するものと思うが、その活性化や周辺の河川整備に関する認識はどうか。
【大綱6】不登校特例校連携やキャリア教育の推進について以下2点について知事及び教育長の所見を伺いたい。
(1)不登校特例校について、県内における開設に向けた動向や、それまで通っていた学校や進学先との連携の在り方への認識はどうか。
(2)県立高校のキャリア教育は充実しているものの、就職先の確保には課題があると聞いており、特に観光業界の人材育成に向け、関係部局の連携を強化して取り組むべきと思うがどうか。
【一般質問要旨ここまで】
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質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。
すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。
「渡辺勝幸 宮城県議会県政活動報告」(ブログ)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com/blog-category-42.html
(第4470号 令和4年12月10日(土)発行)