他人の欠点が気になるとき

新型コロナウイルスの感染拡大。

このような世界の状態では、
どうしても不安が先に立ってしまい、
誰しもが感情的になって、
怒りの気持ちがあふれてしまいがちです。

つい、感情が抑えられなくなり、
人の欠点が見えてしかたない、
そんな状況になりがちです。

しかしそんな状態は、
自分にとってもマイナスです。

「短気は損気」といいますが、
私も我慢がおさえられなくなるときがありますが、
だいたい怒りに任せて動いたときは失敗したり、
いろいろな人に迷惑をかけたりしましたね。

この怒りに任せて、
人の欠点が気になってしまっているとき、
そして「なんだ、あいつは」などと思っているときは、

「自分の器が小さいのだ」

と思うことがよいのだそうです。

なかなかその瞬間は難しいものですが、
私はこう考えて飲み込むことにしています。

ある方の言葉によれば、

他人の短所が見えなくなったら、
それは自分自身が相当の人物になっているときであり、
他人の長所ばかりが見えたころには大人物になっている。

のだそうです。

人の欠点につい目が向いてしまいがちですが、
自らの器の小ささを反省し、
長所に目を向ける努力をしなければならないということですね。

(第3506号 令和2年4月20日(月)発行)