「連坊チャリティー七夕茶会」より「東日本大震災みやぎこども育英基金」にご寄付いただきました

先日8月4日に地元若林区にあります連坊商興会が、
連坊コミュニティセンターにおいて、
「連坊チャリティー七夕茶会」を開催しました。

そしてこのときの茶席代を全額、
宮城県の「東日本大震災みやぎこども育英基金」にご寄付いただきました。

9月5日、武内県保健福祉部次長に面会し、
寄付をお渡しするとともに寄付の活用事業についてご説明いただきました。

この七夕茶会は今年で10回目、
これまでに計164万円を寄付されています。

この茶会では、江戸千家不白会仙台支部のみなさまがお点前を披露され、
七夕をイメージして星をあしらった和菓子も振る舞われました。

私も参加しましたが、とても美味しいお茶と和菓子でした。

宮城県の「東日本大震災みやぎこども育英基金」は、
多くの皆様からお寄せいただいたご寄附をもととして、
被災した子供たちのために活用しています。

令和元年7月31日時点で、
18,332件/115億5,788万3,281円 のご寄附が寄せられています。

本当にありがたいことです。

東日本大震災では、多くの子どもたちが被災し、
様々な問題を抱えることとなりました。


子どもを取り巻く環境や課題は、時間とともに変化しており、
今後とも中長期的に支援を続けていく必要があります。


宮城県では、すべての子どもたちが困難を乗り越え健やかに育っていけるよう、
皆様からお寄せいただいた寄附金を基金として積み立て、
子どもたちの支援に活用してまいります。

たとえばどんな事業に現在も活用されているか。

宮城県では、東日本大震災により、

両親を亡くした震災孤児が139人、
両親のいずれかを亡くした震災遺児が962人となっており、
合わせて1,101人(震災時大学生含む)の子どもたちが
親を亡くしています(平成31年3月31日現在)。

こうした子どもたちが安定した生活を送り、
希望する進路選択を実現できるよう、
この基金から奨学金等を給付しています。

その数は震災から八年半が経過した今、
少なくなってきていますが、

いまなお、震災で両親を失った子供たち、
震災で親を失った子供たちが毎日元気に過ごしており、

この子供たちに少しでも将来のために役立つよう、
皆様から頂いた寄附を支援金・奨学金に充てています。

その他、震災により孤児となった子供の多くは、
親族等が里親になっていることが多いのですが、

親族の高齢化により養育が困難になったりして、
里親が不足し始めています。

このことから「里親等支援センター」を設置し、
この運営の一部にもこの基金を充てています。

さらには、震災による住環境や家庭の経済状況の変化などが、
子供たちの心に大きな影響を与え、
宮城県ではいじめや不登校が増加しています。

こうした問題の要因や背景は複雑であり、
学校だけで解決することは難しいため、

「みやぎ子どもの心のケアハウス」を設置し、
この運営の一部にも基金を充てています。

詳細はこちらをご覧ください。
⇒ 東日本大震災みやぎこども育英基金活用事業集

担当課の方から、寄付していただいた皆様への
子供たち、保護者、家族の方からの
感謝のメッセージ小冊子をいただき、拝読しましたが、

震災で親を失った悲しさを乗り越え、
元気に運動に勉強に頑張っている様子、
でもやはり悲しい気持ちが垣間見えたり、

そして、残されたご家族の皆様の震災後のご努力も、
メッセージから垣間見え、思わず涙してしまいました。

いずれにしてもこうした寄附をいまだにいただき、
いまこの瞬間も現在進行形で頑張っている子供たちのために、
力をいただけるというのは本当にありがたいことです。

引き続き宮城県の子供たちに大きな力を賜りますよう
よろしくお願い申し上げます。