【経営】事業承継二代目後継者が持つ不安を解消する方法

これから令和の時代になりますが、
令和時代のわが国の中小企業政策にとって、
非常に重要になってくるであろうテーマが

「事業承継をどう進めていくか」

ということになるでしょう。

現在、中堅・中小企業経営者の年齢のピークは
六十六歳なのだそうであります。

六十六歳はまだまだ若い年齢であるともいえますが、
この経営者の年齢のピークは、
二十年間で十九歳も上昇したのだそうです。

つまり、この二十年間、中小企業経営者はほぼ若返っておらず、
同じ経営者が経営を続けているということになるわけであります。

しかし人間には寿命がありますので、
近い将来、多くの中小企業経営者が
引退せざるを得ない状況になっていくことと思います。

わが国企業の九十九%は中小企業・小規模事業経営者であり、
地域経済を支えているのが中小企業経営者であると考えると、

後継者へのスムーズな事業承継、
または中小企業の合併・買収の促進等を含め、
事業承継支援体制の整備を県が主導して
進めていかなければならない状況に来ておりますし、

実際に宮城県でも様々な対策を講じているところです。

政策的な話はまた別の機会に譲るとして、
事業承継の何が難しいと言えば、

「後継者不足」

そして後継者の方々の不安が解消されない
というところにあると言えるかもしれません。

親子の継承が従来はメインでしたので、
先代との関係性が難しい場合もあったりして
不安が生じるということもあるでしょうが、

後継者の方の多くは漠然と将来の不安をもっているということも感じます。

もちろん経営者すべてが将来の不安を持っているでしょうが、
経営者として経験を重ねるとその不安の解消法を会得するものなので、
その不安は小さなものになっていきますね。

それでは、将来の不安をどうすれば解消できるのか?

それはシンプルに、

「行動する」

ということに尽きます。

自分自身に自信を持てない時というのは概して、
不安の結果、様子見の態度をしてしまいがちです。

行動しなければ当然結果が出ないので、
デフレスパイラルに陥ります。

行動とは何か?

営業でも経営計画の作成でも、社員との対話でもよいでしょう。
とにかく活動をしていけばいくほど、
経営の不安は少しずつ解消されていきます。

事業を承継したばかりの二代目後継者の方には、
ぜひどんな形でもいいので、
積極的な「行動」をされることをオススメします。

そのことによって不安が解消され、
さらによいパターンが生まれれば経営にも結果が出てくることでしょう。