第391回宮城県議会(令和6年2月定例会)が閉会となりました

3月13日、
第391回宮城県議会(令和6年2月定例会)が閉会となりました。

この議会では、病院再編計画について

「県が関係者への丁寧な説明に努めること」

などを求めるとした付帯意見を付けた上で、
一般会計の総額でおよそ1兆238億円の新年度予算案などが可決・成立しました。

意見書では、

「生涯を通じた国民皆歯科健診の実現を求める意見書」、
「若者のオーバードーズ(過量服薬)防止対策の強化を求める意見書」、
「国の補充的な指示の創設に関する意見書」、
「会計年度任用職員制度の改善とそのための地方財政措置を求める意見書」、
「ライドシェアの導入に対する慎重な検討及び地域公共交通を守る施策の推進を求める意見書」


を全会一致で可決。

「巨大災害に備える『防災省(仮称)』の創設等を求める意見書」について、討論の後採決、共産、立憲無所属の一部が反対しましたが賛成多数で可決。


この議会で私は、自由民主党・県民会議の幹事長として、
自民会派の意見集約や会派を代表しての活動を中心に、
また、環境福祉委員会委員として活動したところです。


特に、1号議案である令和6年度予算については、
新年度宮城県の骨格となる予算として、
半導体関連、DX、インバウンド対策など、
様々なテーマの予算が計上されていましたが、

メディアで話題となっている病院再編問題についても
基金関連、調査費を含み計上されました。


会派として、自民会派所属議員33名全員からこの1号議案について、
一人ひとりご意見を伺ったところ、
当初予算について「三十三人三十三様」の声がありました。

同じ会派であっても、それぞれの地域事情や考え方があり、
二つの賛否どちらかという選択肢をとることは、
それぞれの議員にとって多様な思いを一つにする難しさがあるのだということをあらためて感じたところです。


結果として付帯意見をつけることを会派全員にご了解いただき、公明会派の皆さんとも議論し了解をいただき、
また仙台市選出議員としては知事に直接言うべきことを言う要望という形にまとめ、
最後は会派として賛成討論でも言うべきを言うという形になりました。

【付帯意見】
1 仙台医療圏の病院再編については、国の「重点支援区域」の選定において付された条件を踏まえ、県として、関係者等への丁寧な説明に努めること。
2 がん医療機能が将来にわたって維持されるように、県が責任をもって協議に当たること。


採決までのプロセスも含めて、村井知事をはじめ、
宮城県庁の皆さんには重く受け止めていただきたいと考えています。


いずれにしても、令和6年度の宮城県当初予算が成立し、
4月からまた新たな県政が動き出します。

宮城県が、より活性化し、元気をつくるような予算でもあり、
この一年がさらに楽しみです。

常に新しい県政をつくるという意気込みをもって、
新年度も取り組んでいきたいと思います。



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引き続き、多くのみなさんの御意見を伺い、
衆知を集める政治を常に意識しながら、
今後とも全力で取り組んでいきたいと思います。

みなさまのご支援を引き続き賜りますよう、
改めてお願い申し上げます。