信頼を得るために何をするべきか

上司と部下、親と子、夫と妻、
様々な関係が世の中にありますが、

どんな人間関係であっても、生きていくうえで、
信頼関係を高めるということは非常に大事なことだと思うところです。

政治の世界だけではなく、
どんな組織にいても、

「あの人なら信頼できる」

という人と、物事をともにやっていきたいと私も思いますし、
多くの人もそう思うのではないかなと思います。

それでは、信頼を得るためにはどうすればよいか。

これは子供のころから教えられてきたものですが、

約束を守るとか、
時間を守るとか、
うそをつかないとか、

基本的なことはいろいろありますが、
過去も含めて私のまわりの「信頼できる人」を思いおこすと、

最初になすべきことは「関係の質を高める」ということにあるのではないかと。

関係、コミュニケーションであったり、
会話であったり、最近ならばオンライン上のメールのやり取りも含めて、

おたがいの関係が出来上がってはじめて、
次の段階に行けるのではないかなと思うところです。

「信頼を得る」ということは口でいうのは簡単ですが、
なかなかできることではありません。

口は禍の元であったり、
最近はこのメルマガやSNSのようなネットの書き込みで、
一瞬にして信頼を失ってしまうこともありますね。

だからこそ、信頼を得るというところに行く前に、
段階を踏んで、まずは関係の質を高めることが大事なんだろうなと思います。

会社の社長さんが社員を採用するときに、
「あいさつが元気よくできる人」ならすぐに採る、

という話がありますが、
あいさつをすることというのも関係の質を高める一つの方法かもしれません。

いくつになっても勉強ですね。

(第3954号 令和3年7月12日(月)発行)