第374回宮城県議会(令和2年7月臨時会)が閉会となりました
7月22日、
第374回宮城県議会(令和2年7月臨時会)が閉会となりました。
東日本大震災以来の5月臨時会、
6月定例会、そしてこの7月臨時会と、
新型コロナウイルス感染症対策の補正予算審議のため、
ここのところ異例の毎月の議会、通年議会のようになっています。
今回の臨時会では新型コロナウイルス対策の補正予算、
約103億円を全会一致で可決したところです。
この内容としては、
持続化給付金や休業要請への協力金など、
事業者への助成を市町村が独自に上乗せした場合に、
県が支援するための費用として30億円を計上。
また、利用者が減少した交通機関の事業者に対しての財政支援策として、
バス事業者には1台につき20万円、
タクシー事業者には1台につき1万円を支援。
さらに、今後も感染拡大による臨時休校などが予想され、
夏場の授業への対策が必要だとして、
来年の夏以降、一部の県立高校にエアコンを設置する費用として、
約22億円を充てることを正式に決定しました。
本日の県議会文教警察委員会において、
県立高校普通教室へのエアコンの設置について、
県内72校のうち31校の整備がまず決まり、
残りについてもできる限り早期の整備完了となるよう
取り組んでいくことが示されました。
整備順位の考え方については2点示され、
学校名が示されました。
【1、航空機の騒音等により窓を開放できないなどの支障がある学校が立地する地域を実施】
石巻高校、石巻西高校、東松島高校、石巻北高校、
石巻北高校飯野川校、水産高校、石巻工業高校、石巻商業高校、
仙台東高校、貞山高校、多賀城高校
【2、県内では比較的気温の高い県南地域から順に実施】
白石高校、白石高校七ヶ宿校、角田高校、村田高校、
柴田高校、蔵王高校、柴田農林高校川崎校、伊具高校、
白石工業高校、亘理高校、名取高校、名取北高校、
農業高校、仙台三桜高校、仙台向山高校、仙台南高校、
仙台西高校、仙台第一高校、工業高校、第二工業高校
以上の校名が示されるとともに、
再編統合される紫原農林高校本校及び
大河原商業高校並びに校舎建設中の宮城第一高校及び
石巻好文館高校については、
別途整備を検討するということが表明されています。
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県立高校普通教室へのエアコン設置については、
方向性が見えてきましたので、
あとはできる限り早く整備がなされるよう、
関係機関の皆様にお願いをするところです。
令和2年度は始まってまだ三カ月ではありますが、
宮城県としては異例の4次補正予算となりました。
県立高エアコン設置にとどまらず、
引き続き、新型コロナウイルス感染症への対応に、
臨戦態勢で取り組んでまいる所存です。
(第3599号 令和2年7月22日(水)発行)