東京パラ、ボッチャの杉村英孝選手が日本人初の金メダルを獲得

東京2020パラリンピックは盛り上がっており、
9月5日の閉会式に向けて
熱戦が繰り広げられています。

ボッチャの杉村英孝選手が金メダルを獲得したことは、
大きなニュースでした。

ボッチャ競技としては、
日本ボッチャ界、初の金メダル。

君が代が流れました。

杉村選手は先天性の脳性まひで、
小学校から高校まで静岡市内の特別支援学校に通ったのだそうです。

高等部3年時に入所していた施設の先生と見たビデオがきっかけで、
平成13年にボッチャを開始。

日本を代表するボッチャ選手でしたが、
世界の杉村になりました!

ボッチャは障害の程度が重い選手が多く、
コロナの感染により重症化のリスクがあるため、

代表活動はおよそ一年ストップしたのだそうです。

それでも、杉村選手は自主練を続け、
一人黙々とボッチャの練習をしていたのだそうです。

決勝では、前回リオ大会覇者のタイ、ワッチャラポンに完封勝利。
歴史が変わった瞬間でした。

杉村選手はインタビューで、

「自分自身の社会参加のきっかけをボッチャに与えてもらった。
 自分のように思う人が増えてくれたらうれしい。
 今大会でボッチャを見た人に『すごいな、面白いな』と思ってほしい」。

と発言。これを聞いて、自分自身との闘いから、
さらにステージをあげて世の中を見ているな、
素晴らしいなとあらためて敬意を持ったところです。

ボッチャ競技は今年から、
全国障害者スポーツ大会の正式種目となりましたし、

私の地元の若林区ではけっこう前からボッチャ区民大会を開催するなど、
ボッチャ競技が盛んな土地柄でもあります。

今年7月には、多賀城市総合体育館で行われた、
宮城県障害者スポーツ指導者協議会研修部主催の、
指導員ボッチャ協議交流会が開催されました。

私も指導者協議会会長として出席し、
開会にあたり挨拶をしましたが、
指導員の皆さんのご尽力で宮城県にもボッチャ公認審判が増えているところです。

ぜひ皆さんにもボッチャ競技のことを知っていただき、
機会がありましたら是非体験をして見ていただければと思います。

一般社団法人日本ボッチャ協会
⇒ https://japan-boccia.com/