「日経平均株価 バブル期につけた史上最高値を更新」

「日経平均株価 バブル期につけた史上最高値を更新」
(NHK NEWS 2024年2月22日 19時22分)
⇒ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240222/k10014367121000.html

本日2月22日の東京株式市場、日経平均株価は、
バブル期の平成元年(1989年)12月29日につけた
終値としての史上最高値を更新して【3万9098円68銭】まで上昇。

日経平均株価がバブル絶頂期の水準を超えたことで、
日本経済がバブル崩壊後、失われた30年と呼ばれた低迷期を本格的に脱することができるかが焦点となります。

思い起こすと、この平成元年の日経平均株価史上最高値は大きな壁のイメージとなって、
これを超えることはもうないのかもしれないなと思いながら、
中学生だった私もすっかり大人になってしまい、むしろ子供が大人にまでなってしまいました。

しかしこの株価を超えたということはやはり、
節目を超えたともいえるわけで、ここからインフレ含みの新たな日本経済が始まると言えるでしょう。

ちなみに、アメリカのダウ平均株価は、同じ時期で見てみると、約14倍上昇。

イギリスの代表的な株価指数、FTSE100指数は3倍に、
ドイツのDAX指数は9倍になっています。

アジアでは、中国の上海総合指数でみると、1990年と比べると約29倍、
韓国の総合株価指数は3倍近くになっています。

そう考えると、日本の株価はおそらくまだ上をめざせると思いますが、
実需が伴っていないことや円安を考慮すると、
株価の上昇が経済の好調を示していると単純にいえないところもあります。

私たちの世代が経験していない、インフレとどう付き合うのか、
名目ではなく実質で経済指標を見ていくことがこれからさらに重要になっていくでしょう。

そういう意味では、数字にとらわれず、
強い経済をつくっていくための政策を今後は考えていかなければなりません。

(第4909号 令和6年2月22日(木)発行)