【渡辺勝幸一般質問】再質問の内容について(前編) 【第389回宮城県議会】
9月13日、
第389回宮城県議会(令和5年9月定例会)において、
渡辺勝幸は一般質問に立ちましたので、
このメルマガで数回に渡って、
一般質問の内容等についてお伝えしました。
今回は、
再質問の内容について(前編)
をお伝えしたいと思います。
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【再質問要旨ここから】
○三十三番、渡辺勝幸君。
はいそれでは、順次、再質問をしてまいりたいと思います。
まず大綱一から。改めて知事の、全国知事会会長就任おめでとうございます。
ぜひとも御活躍いただいてですね、村井嘉浩らしい発信力を持って、地方の声を、岸田総理に、
また、いろんな方々に届けてほしいと思います。
この全国知事会の会長就任に当たって知事のコメントを読んだのですが、
国と協力できることは協力し、厳しい意見を申し上げることは申し上げると、
また処理水放出の風評被害対策についても、国や東京電力に対して知事会長として物申していくと、心強いコメントをされております。
お祝いはこの程度にしまして、私もですね、村井知事を見習って、知事に遠慮なく厳しい意見を申し上げていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
この二足のわらじについては、前例のないことでもありまして、
私も、またいろんな方々が懸念をされているという声もありますので、先ほど御紹介したある県の知事は、全国知事会長の退任後の知事選で、残念ながら落選されてます。
知事が次出るかどうかはちょっと分かりませんが、この任期の二年間は非常に重要な二年間であるというふうに私は思っておりますので、
先ほど御答弁もありましたけれどもコミュニケーション、県庁内のコミュニケーションと県議会側のコミュニケーションはやはり知事でないと出来ない部分もあるのではないかなというふうに思いますので、
ちょっと心配していますが、この点いかがでしょうか。
知事村井嘉浩君。
はい。全国知事会がですね、事務局が都道府県会館の中にございます。六階にあるんですけども、そこに、各県か
ら優秀なメンバー、そしてプロパーの優秀な職員がいて、事務総長がおられて次長がおられて、また、宮城県の東京事務所の副所長が今回一人、つなぎ役で入りました。そういったようなことがありまして、もちろん宮城県庁すごく忙しくなりますけれども、全国知事会とうまく調整をして、できるだけ全国知事会の仕事は、全国知事会の事務局のほうで、できるだけやっていただいて、各県との連絡調整などもやっていただく。そして、県としてお手伝いできることをお手伝いするというような形をして、バランスをとっていきたいなというふうに思っております。
早速、定例的な会議を東京で開くことにしているんですけどその際も、私と事務総長と、次長と、そして東京事務所副所長から行った部長と、そして、一部から三部まで調査部というのがあるんですけど、各部長が入ってですね、とにかく風通しをよく、意見交換をしながら、そしてすぐ何かあった情報は全て県のほうにというふうにしてやっていきたいなと思っております。
ただ、かなり仕事の量が増えることは間違いないと思いますので、その分県職員にも負担はおかけしますけれども、非常に職員みんなやる気を持っていただいてます。あと今やはりいろんな情報は、デジタル技術を使って情報交換、情報のやり取り出来ますので、移動中でも、飛行機に乗ってる以外は、大体情報交換出来ますので、そういったツールを使って、しっかりと連絡調整をしたいというふうに思います。
また副知事二人、非常にしっかり頑張っていただいてますので、お任せできることはできるだけ副知事に任せてやっていこうと思います。県議会との調整は非常に重要ですので、できるだけ、私が出るべきところは出ていって、副知事や部長にお任せできることはお任せしながら、しっかりと我々がやっている政策について御理解いただけるよう、最優先で努力していきたいと思っています。
三十三番、渡辺勝幸君。
はい。ではその体制をしっかりと進めていただきたいと思います。県議選の話なんですけれども、昨日も外崎会長からありましたが、私もちょっと同じ外崎会長と同じ意見で、七月三十日に行われた仙台市議選はですね、自民党としての票数は、前回より約二〇%、二万四千票減って、維新の会が二万一千票増やしてるんですね。
単純に計算して、やはり自民党に対する厳しい御批判が新しい政党に流れたと見ることもできるんではないかなと思うんですが、知事の発言には、私も違和感を持ちまして、何で違和感を持ったかというと、維新の躍進というのは、現状の政治に対する批判、なんですよね。既成政党に対する批判であり、岸田政権に対する批判であり、郡さんに対する批判であり、村井嘉浩に対する批判なんですよ。四病院も含めた。村井県政に対しての厳しいメッセージであるにもかかわらず、そういう認識だというのはちょっとおかしいかなというふうに思いました。
中間選挙に対する、県議選の評価というのは、おそらく厳しいものがあるんだろうなと私は思っています。県民の新しい政党に対する期待というのは、裏返すと知事への厳しいメッセージになる、それが十分にあるというふうに思っているんですが、知事の認識いかがでしょうか。
知事村井嘉浩君。
私は、県会議員市会議員、この間市会議員でしたけども、市議会議員は、市民から選ばれた代表であります。したがって、どの政党であっても、維新に限らず、どの政党であっても、私はしっかりと正しく評価をして、そして市民の負託に応えてもらいたいというエールを送るというのが、これはやはり、首長として大切なことだというふうに思ってます。
私も議員であればですね、自民党の県会議員であれば、同じような発言をするというふうに思うんですけれども、逆に、首長として、全ての県民全ての市民のことを考えなきゃいけない立場としてはですね、有権者、市民から選ばれたあるいは県民から選ばれた議員がどの政党に属していようがですね、それはしっかりと評価をして、尊重して、尊敬をしていかなきゃいけないというふうに思ってます。これは知事になってからずっと一貫してやってることですので、今回の市議会議員選挙にだけではないということは御理解いただきたいというふうに思っております。
自民党に対する厳しい批判ではないかなということでありましたけれども、これは、既存の政党に対する批判と私は受け止めていいのではないかなというふうに思っておりまして、これは与党野党限らずですね、知事与党野党じゃないですよ、国政の与党野党に限らずですね、やはり今の政治に対する閉塞感というものに対して、新たな風、これは今までどの歴史を見ても、常に選挙のときに新しい風が吹いたらそちらのほうに、期待票が流れていくというのが常でありまして、それが今回維新なのかなというふうには思っております。
ここにおられます方で、引退なされない方は皆さん選挙に出るわけですから、全員の方が当選して、この議場にまた戻ってきていただけるということを期待をしております。
○三十三番、渡辺勝幸君。
はい。とはいえ、やはり厳しいメッセージは、知事に対する厳しい御批判もあるということを、私は思っております。
それでは大綱三に関連してですけれども、公約とは一体何かという話をしました。大綱三じゃないか。大綱三ですが大綱一で答弁の中で、一つの目安、という言葉をいただきましたけども、公約を厳密に守らなければいけないっていうのが余りにもちょっと今回出すぎてるんではないかなということを、これは私だけでなく多くの方々からも、いろんなそういう声をいただいてます。
公約を厳密に守らなければいけないと考える、公約は守らなきゃいけないんだって考えるとですね、私も村井ファンの一人として、村井政策集二〇二一を読んでますけども、この二〇二一、この前の知事選の公約の中に、衆知を集める県政というのが入ってます。
物事を決めるときには、周囲の意見をよく聞き、みんなの知恵を生かすことが大切ですと。そうなんです、ずっと入ってるんです。
私は更に、衆知を集めというキーワードで、県議会の議事録を全部検索したら、村井知事は就任以来、衆知を集めるということを非常に大切にして、言葉を使っていらっしゃるんです。これ五、六十件あって、浅野知事、山本知事、本間知事、一回二回ぐらいしか使ってないんですよ。
それぐらい衆知を集めるということをですね、もう就任以来大切にされてきて、就任当初、平成十八年二月の定例会では、安部孝議員の代表質問に、私の政治スタンスは一言で申し上げれば、今お話ありました衆知を集めるということになろうかと思います。私自らが現地現場に足を運びまして、できるだけ多くの皆様から生の声やお知恵をいただき、政策に反映をしていく、そうした県政運営を目指してまいりたいと、考えておりますと。
この衆知を集めるというのは、松下幸之助が大切にしていた有名な言葉で、私もすごく大事だと思っているので、もちろん知事がお話しされてるのも知ってましたし、私自身も大切にしたいと思ってるんですが、県の審議会というのはまさに衆知を集める場なんではないでしょうか。この点についてどう思われますでしょうか。
○知事村井嘉浩君。
衆知を集める政治というのは衆愚政治ではないということです。
それで、今回、私が出した案というのは当初なかった案で、全く考えてなかったんですよね。私は、まずは、精神医療センターを北に移せばそれでいいだろうというふうに思ってました。そうすると、患者さんが非常に困るという声があったので、その声を受けてですね、その声を受けていろんな人の声を受けてですね、それではということで県庁でいろいろ協議をしてですね、それでは、日赤とがんセンターの新しくできる病院に精神科の外来機能、通院機能を設けようということで、日赤さんにも御理解いただいて発表しました。
今度はそうすると、審議会で、それでは足りないんだと。特にやっぱり入院機能がなくなる、急性の増悪のときに対応出来なくなる、訪問看護がおろそかになる、デイケアがおろそかになるとそういう声があったので、そういう声を受けてまた県庁内でいろいろ議論をした上で、そして、新たな案としてまた出したということです。
ですから、私としては審議会の意見をしっかり受け止めて患者さんの意見を受け止めて、対案を出していっているということなんですね。ですから、それについてはですね、私としては、いろんな御意見を聞いて、それに対して、県としてやれることをどんどん提案していってるということです。
おそらくもし病院が、まだ何も決まってないし、公募もしてないんですけども公募して、仮にですよ、病院が決まれば、今まで出た課題はほぼ全てクリアできるというふうに思います。したがって、それがまずどうなるか分からないのでここで議論をなかなか前に進めないんですけれども、まずそれをやってみたいなというふうに思ってます。
それとこの公約の問題で、よく言われるんです、公約ってそんなにこだわらなくていいと言われるけど逆にですね。私ではなく、私の対抗馬であった方が当選されましたと。白紙撤回って言って当選されましたと。その方がもしですね、やっぱり私は四病院はやるべきだと思いますのでと方向転換したときには、おそらくこの辺に座ってる人たちはですね、公約違反だって大騒ぎすると思いますよ。絶対、公約違反だってなっちゃうんですから。同じことだと思うんですよ。だから私がこれやるって言ってやらないってのが今度は公約違反だと。
私はそこが一番ですね、重要な、一番肝になってた公約、そしてそれが最大の争点でマスコミもそれが争点でしたから、それを取りやめるということになるとですね、これ私は非常に大きな問題になるかなというふうに思って、それぐらいの覚悟で臨んでいますということを、お話をしたということでございます。
【再質問要旨ここまで】
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【大綱1】知事の全国知事会会長就任の期待と懸念について以下3点について知事の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2023/09/13/
【大綱2】富県宮城と経済安全保障について以下5点について知事の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2023/09/14/
【大綱3】4病院再編問題への懸念等について以下4点について知事の所見を伺いたい。
⇒ https://katsuyuki.jp/2023/09/15/
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【渡辺勝幸一般質問要旨】
【大綱1】知事の全国知事会会長就任の期待と懸念について以下3点について知事の所見を伺いたい。
(1)全国知事会会長として進めていきたいことについての思いや、現政権に対する対峙姿勢、抱負、決意、志についてどうか。
(2)今後、知事が物理的に不在となることが増える中で、県政の政策決定過程をどのように進めるのか。
また、副知事に大きな役割を与えることも重要と考えるがどうか。
(3)宮城県議会議員選挙の結果、自民党が単独過半数割れとなった場合、知事に対する県民の信任が損なわれたと捉えることもできると思うがどうか。
【大綱2】富県宮城と経済安全保障について以下5点について知事の所見を伺いたい。
(1)経済安全保障の観点から半導体をはじめとした製造業の誘致をさらに進めるべきと思うがどうか。
また、ヘルスケアやクリーンエネルギー、航空宇宙関連産業といった分野の誘致も今後重要であると思うがどうか。
(2)処理水の海洋放出に関連して中国向けの輸出に大きな影響が出ているが、中国に依存しない輸出体制の強化を図るため、国と連携しながら、中国以外への輸出、販路開拓を推進すべきと思うがどうか。
(3)世界各地の宮城県人会の方々は、距離は離れていても我が県を思う気持ちや県産品を売り込む意欲は強いため、県産品の海外販路開拓に生かしていくべきと思うがどうか。
(4)沿線の賑わいを取り戻しつつある県道10号線について、観光の視点から戦略的に活用し、沿線市町と連携しながら地域経済活性化を促進していくことは、観光ルートの一つとしても重要であると思うがどうか。
(5)県道10号線は賑わいを取り戻しつつある一方、渋滞が発生し、生活道路として利用する住民から不満の声が上がっているため、地域の活性化と地域住民の生活の向上は、足並みを揃えることが必要と思うがどうか。
【大綱3】4病院再編問題への懸念等について以下4点について知事の所見を伺いたい。
(1)先月31日開催の精神保健福祉審議会のように政策判断の乖離があった場合に、放置したまま政策を進めることは本審議会のみならず、他の審議会にも影響が及ぶと思われるが、審議会とはそもそも何か。
また、位置付けや審議状況をどのように認識しているのか。
(2)公約について、総合的に判断して一票を投じる方や当選後に想定できなかった事案が発生することもあり、選挙時の公約とその実行には厳密性は求められていないと思うが、4病院再編に対する公約実行の厳密性についての考えはどうか。
(3)4病院再編について、本来の議論の是非ではなく、知事の強引な政治手法等に対する批判が起きているように感じているところであり、改めて4病院再編を通じてめざすもの、再編の必要性は何か説明を求めるがどうか。
(4)世界では死因の第3位となっているCOPDについて、次期みやぎ21健康プランにおいて、認知度向上等に向けた普及啓発やハイリスク者等への受診勧奨強化を取り入れるなど、健康寿命の延伸の観点の政策を推進すべきと思うがどうか。
【一般質問要旨ここまで】
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質問内容についてのご感想、
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(第4755号 令和5年9月21日(木))