あけましておめでとうございます!─令和5年は癸卯(みずのとう)
あけましておめでとうございます。
令和5年、新年のごあいさつを申し上げます。
昨年はみなさまにはお世話になり、
誠にありがとうございました。
今年は、うさぎ年です。
私渡辺勝幸は48歳、年男になります。
うさぎ年は丁寧に見ると、
「癸卯(みずのとう)年」となります。
干支は十干と十二支から成り立ち、
六十年で一周期。
ですから、「今年の干支は?」という問いに対する答えは「癸卯」であり、
今年の十二支は、「卯(うさぎ)年」となります。
毎年恒例のことですが、
癸卯年について見ていきたいと思います。
まずは十干「癸(みずのと)」について。
癸は干支の十干の最後、十番目であり、
生命の循環で言えば最後に位置し、
次の生命を育む準備が完了した状態を表しています。
十干は太陽の巡りと動物の生命の循環サイクルを
「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の十種類で示したもので、
「癸」はその十番目。
毎年引用していますが、
安岡正篤先生の『干支の活学』によれば、
【「癸」とは】
癸は物事の筋道を立てること。
その筋道が立たぬと、混乱になり、ご破算になる。
これを「均(なら)す」という。
日本では、政治がその道を失って自然に起こる騒動を「一揆」と称するが、
うまくつけたものである。
【「卯」について】
卯は兎ではなくて、冒(おかす)、陽気の衝動であり、
「茂る」ことにもなり、兎よりも茆(かや)の方である。
もっとも、陽気が発すれば、兎もとび出してこようが、
それは民衆に普及する手段に採ったもので、原意にはない。
卯は良い意味では繁栄・繁茂であるが、
悪くすると紛糾し、動きがとれなくなることを表す。
「癸卯」の今年は、
万事筋道を立てて処理していくことで、
繁栄を実現し、新たに切り拓いていくべき年
であるといえるでしょう。
筋道を誤ると、混乱の年になりかねない。
そうとも言えますね。
60年前の癸卯、
1963年(昭和38年)はどんな年であったでしょうか。
「鉄腕アトム放映開始」
「北九州市が全国6番目の政令指定都市になる」
「NHK大河ドラマが放送開始。『花の生涯』」
「河野一郎邸焼き討ち事件」
「マーティン・ルーサー・キング・ジュニアによるいわゆる”I Have a Dream”演説が行われる」
「衆議院解散」
「伊藤博文新千円札発行」
「ケネディ大統領暗殺事件」
「力道山刺殺事件」
「宮城県古川農業試験場で、新品種の米、ササニシキ開発」
はたして今年はどんな年になるでしょうか。
前回の「癸卯」は、
混乱の年であったようにも感じますね。
今年は宮城県においては、
仙台市議会議員選挙をはじめ、
様々な地方選挙が行われる予定であり、
私自身も10月に宮城県議会議員の任期満了を迎えます。
筋道を立てながら活動し、
みなさんといろいろな挑戦をともにし、
たくさん生み出す「つくる年」にしていきたいと思います。
本年もなにとぞよろしくお願いいたします。
令和5年元旦
宮城県議会議員 渡辺勝幸
安岡正篤『新装版 干支の活学 (安岡正篤人間学講話)』
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(第4492号 令和5年1月1日(日・元日)発行)