宮城県議会自民会派二期有志で、岩手県における取組について伺いました

9月12日から2日間、
宮城県議会自由民主党・県民会議の二期議員有志で、

・岩手県釜石市の波力発電による地域経済循環ビジネスモデル実証事業
・岩手県の漁港内におけるウニ畜養「黄金のウニ収益力向上推進事業」

について、現地に伺い、
先進的な取り組みについてお伺いする機会をいただきました。

宮城県においても隣県岩手県と同様に、

再生可能エネルギーへの地産地消の取組、
また沿岸地域における磯焼け海域の増加、藻場減少による課題は、

喫緊の課題として、
同じ課題について先進的にどう取り組んでいるか、
岩手県の現状をお聞かせいただく機会をいただきました。

お忙しいところご協力いただき、ありがとうございました。

●波力発電による地域経済循環ビジネスモデル実証事業(岩手県釜石市)

⇒ http://oikawa-koumuten.co.jp/publics/index/92/

釜石地域における海洋再生可能エネルギーの利活用ということで、
既存の釜石港湾口防波堤に、世界で初めて、
新たな方式の吸波式波力発電システムを設置しているとのことで、
実際に船に乗って防波堤での発電状況を見てきました。

地元の海洋土木事業会社、電気工事業会社、
造船業、FRP製造業の四社が共同出資して、

大学・研究機関と連携、環境省の事業として採択を受け、
今年の7月から実証試験を開始しています。

シンプルに防波堤に打ち寄せる波の力で発電をするということで、
コスト面や様々な規制による課題はあるものの、

今後、新たなエネルギーとして、
非常に有力な選択肢となりうるのではないかと感じました。

ニーズを有する自治体への普及や、
近隣漁港への設置、また離島における利活用など、
まだまだ発展性のある事業だなと説明を聞きながら思ったところです。

●岩手県の漁港内におけるウニ畜養「黄金のウニ収益力向上推進事業」

「黄金のウニ収益力向上推進事業について」(岩手県)
⇒ https://www.pref.iwate.jp/kenpoku/suisan/1053159.html

近年、宮城県においてもウニの大量発生を原因とする「磯焼け」が発生、
この傾向は隣県である岩手県においても同様とのことで、
ウニやアワビの餌となっているコンブなどが
育たない状況が続いているそうです。

そのため、「やせウニ」が増えてしまっているとのこと。

こうした漁場の「やせウニ」を間引くとともに、
この「やせウニ」を漁港内でえさを与えながら
畜養し身入りを向上させるという、

「新たなウニの畜養・出荷モデル」

に岩手県では取り組んでいるとのことです。

私たちは大船渡市三陸町の越喜来漁業協同組合を訪問、
岩手県と漁協の方々からその取組のご説明の後に、
越喜来漁港浪板地区で畜養の状況を見る機会をいただきました。

「やせウニ」を漁港内に移植し、定期的にえさをやりながら、
夜間はLEDライトを当てて常に明るい環境下で畜養、
成熟抑制を図っているとのことです。

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世界初の防波堤における波力発電、
そしてウニの畜養という取組は、

地域における課題をどう解決するか、
積極的に取り組んでいるという意味で「挑戦的」であり、
こういう取組が課題解決型政策としては重要なことであると感じました。

また、岩手県と宮城県は同じ課題を共有することが多いので、
こうした取組みの横展開は、
可能な範囲で挑戦してみる価値はあると思っています。

そして、ひさしぶりに釜石や大船渡へ車で運転しましたが、
三陸道効果でだいぶ楽になりましたね。

その後、同僚議員の皆さんは、
陸前高田市でスジアオノリの陸上養殖事業の取組についてもうかがったようですが、
私は議会日程があり、陸前高田へ伺えなかったのが残念でした。

今回訪問した各地域において、
多くのことを学びましたので、
今後の政治活動に活かしてまいりたいと思います。

お忙しいところ、ご協力いただいたみなさまに、
あらためて感謝申し上げます。

ありがとうございました。

(第4383号 令和4年9月14日(水)発行)