宮城県議会スポーツ振興調査特別委員会の県外調査に行きましたその2

5月22日から24日まで、
宮城県議会 スポーツ振興調査特別委員会の県外調査ということで、
広島県・山口県・福岡県へ超党派で出向き、調査をしてまいりました。

今期、私はスポーツ振興調査特別委員会の副委員長を務めております。

●山口県議会「やまぐちスポーツ交流・元気県づくり推進会議について」

山口県では、平成23年に

「おいでませ!山口国体」
「第11回全国障害者スポーツ大会」

が開催され、翌平成24年に「山口県スポーツ推進条例」を制定、
平成25年に「山口県スポーツ推進計画」が策定されました。

山口県庁では、平成24年に「スポーツ・文化局」を総合政策部に設置、
スポーツ推進課を新設しています。

現在では「観光スポーツ文化部」にスポーツ推進課が置かれており、

広島県もそうでしたが、
知事部局にスポーツ推進の課を設置しています。

宮城県においてスポーツ推進課は教育庁のもとにあり、
知事部局への移管による推進体制の整備を検討することも一案であると感じました。

スポーツ推進条例、スポーツ推進計画の策定などもあり、
山口県ではスポーツ関連予算も充実しているようです。

条例制定を宮城県でも求めていきたいと思います。

山口県スポーツ推進条例について
⇒ https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a11200/suisin/sjourei.html

●山口県議会「やまぐちパラアスリート育成ファンドについて」

スポーツ振興政策のなかでも、
山口県では障害者スポーツ振興施策として、

「やまぐちパラアスリート育成ファンド」
⇒ https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a14100/fund2017/top2.html

を進めており、興味深い内容でした。

障害者トップアスリートを取り巻く環境は厳しく、
国や企業から財政支援を受けているアスリートはごく一部。

障害ゆえに収入が少なく経済的に厳しい選手が多いことから、
このファンドが生まれました。

県・企業・県民が一体で支援するため、
県の補助金、寄付を募り、ファンドから
一人当たり年間75万円以内で10人程度に助成をするという仕組みです。

また県の広報などで県内パラアスリートの活躍を広報し、
ファンドの取組も宣伝しています。

山口県の障害者スポーツ協会は、
公益社団法人格をとっており、寄附金への税額控除が認められているとのことです。

私も宮城県障害者スポーツ協会の役員をやっていますので、
こうした取組を協会としても参考にしていきたいと思いました。

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明日以降に続けます。