「即位後朝見の儀の天皇陛下のおことば(令和元年5月1日)」
令和元年5月1日となりました。
午前零時より令和となり、
新しい天皇陛下が即位されました。
新たな時代がスタートするということで、
わが国が麗しき和の国になるよう、
政治の果たすべき役割がますます重くなっていくものと感じているところです。
日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより,ここに皇位を継承しました。
この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします。
顧みれば,上皇陛下には御即位より,三十年以上の長きにわたり,世界の平和と国民の幸せを願われ,いかなる時も国民と苦楽を共にされながら,その強い御み心を御自身のお姿でお示しになりつつ,一つ一つのお務めに真摯に取り組んでこられました。上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に心からの敬意と感謝を申し上げます。「即位後朝見の儀の天皇陛下のおことば(令和元年5月1日)」(宮内庁)
ここに,皇位を継承するに当たり,上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し,
また,歴代の天皇のなさりようを心にとどめ,自己の研鑽さんに励むとともに,
常に国民を思い,国民に寄り添いながら,
憲法にのっとり,日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い,
国民の幸せと国の一層の発展,そして世界の平和を切に希望します。
新帝陛下のおことばを、
令和の時代も丁寧に読んでかみしめたいと思います。