「ちいさな会社の社長のためのセミナー」の講師を務めました

1月25日、仙台東倫理法人会イブニングセミナーで、
「ちいさな会社の社長のためのセミナー」と題して講師を務めました。

経営者、起業家、起業を目指すみなさんに、
経営についてひさしぶりにお話をしました。

吹雪のなかご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

講演内容は以下の通りです。

「心が重要」
「事業計画をつくる(6W2H)⇒計画通り実行する」
「キャッシュフローを改善するために」
「安定した経営をする手法=資金調達原則」
「信用を得るためのコストを支払う」
「公共政策に関心を持つ⇒共通価値、公益資本主義」

まず冒頭に、「経営とは何か」。
「経」と「営」という漢字の本来の意味、
仏教用語にもなっているそれぞれの意味から、
経営とはこうあるべきもの、というおはなしをしました。

端的に言えば、
筋道を通し、行動に現わすこと、という意味が、
「経営」という漢字にはあります。

「心が重要」というのは、
成功する起業家をたくさん見てきて、
みなさん心構えがちがうなと感じています。

「志とは何か」、「打つ手は無限」のお話をしました。

「事業計画をつくる(6W2H)⇒計画通り実行する」では、
事業計画をつくるといっても具体的にどのように作るかというお話をしました。

そして計画だけではなく実行することが重要です。

また「キャッシュフローを改善するために」ということで、

資金繰りが厳しくなる起業家の特徴や、
キャッシュフロー改善の4大原則について。

どうすればキャッシュがたまるかという具体策をお伝えしました。

「安定した経営をする手法=資金調達原則」では、
資金調達の原則として、

「お金を借り、法人税を多く払う」

というお話をしました。

平成29年東京商工リサーチの「倒産企業の財務データ分析」によれば、
倒産企業の黒字企業率はなんと46.3%。

健全経営に見える会社が相次いで倒産しています。

キャッシュを増やしBS上の「純資産」を増やしていく。
節税しすぎることなく、金融機関とつき合っていく。

「信用を得るためのコストを支払う」では、
信用を増やすことが経営者の仕事であり、
起業家はスタート時点では信用ゼロ、
そこから信用をしてもらうためにはコストがかかる。

コストを支払うことに躊躇してはいけないという話をしました。

最後に、「公共政策に関心を持つ⇒共通価値、公益資本主義」ということで、

世のなかのためになることをしながら同時にお金儲けをする、
共通価値についてお話ししました。

企業はもはや経済価値のみを追求していくだけでは、
自社の競争力が弱くなってしまうということに気づかなければならない時代です。

政府の平成30年度2次補正予算や平成31年度予算などから、
新しいビジネスアイデアや補助金の獲得する手法などについてもお話したところです。

盛りだくさんのお話を1時間弱で
聞いていただきました。

最後まで聞いていただき感謝しながら、
さらにご自身の経営などに生かしていただければありがたいです。

終わってからまたぜひ続編を聞きたい、
それぞれ詳細に聞きたいというお話もいただきありがたく思いました。

機会がありましたらまたぜひと思いますし、
さらにこんなテーマでも聞きたいというものがありましたら、
お伝えできればと思います。

私は政治と経済は表裏一体であり、
別のものと考えてはならないと思っています。

政治が安定する世の中は経済がうまく回っているときであり、
経済がうまく回るためにはしっかりとした政治家がいなければならないと感じます。

政治経済の一体的安定をめざしながら、
経営の小さな課題についても今後、
それぞれ勉強をしていきたいと思っているところです。