石川県能登地方に災害ボランティア活動に行ってきました

令和6年11月18日、19日と、
宮城県議会自民会派の有志で、

石川県輪島市における災害ボランティア活動、
石川県能登町長はじめ能登町幹部の皆様、地元県議の皆様と意見交換をしました。

今年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」は、
地震の規模はМ7.6、輪島市と羽咋郡志賀町では最大震度7を観測。

日本海沿岸の広範囲で津波が観測されたほか、
各地で土砂災害、火災、液状化現象、家屋の倒壊が相次ぎ、
交通網も寸断されるなど、奥能登地域を中心に北陸地方の各地で甚大な被害をもたらした地震でした。

人的被害は401人となっており、
住家被害は13万棟を超えています。

さらに残念なことには、
今年9月21日から23日にかけては「令和6年9月能登半島豪雨」が発生、

石川県の奥能登地方(能登半島北部)を中心に記録的な豪雨となり、
奥能登地域を中心に河川の氾濫、土砂災害が多発し、15人が死亡しました。

実際に山々はがけ崩れの跡が多数そのままになっており、
河川もたいへん厳しい状況でした。

石川県入りして、輪島市内の地震被害も目に入ってきました。
家屋が倒壊したままの街並み、公費解体の看板も多数ありましたが、
10カ月が経過してもまだまだ厳しい状況だということを感じました。

災害ボランティアとして、輪島市内の水害被災した家屋で、
泥出しの作業をお手伝いしました。

過去に東日本大震災直後は当然のこと、
被災した各地でボランティアをしてきましたが、
私たち宮城県民も全国各地から応援をいただきましたので、
様々な形で可能な範囲で、恩返し、恩送りができればと思っています。

ここでは神戸市から災害ボランティアに着た方々と一緒に作業をしました。

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地震で被害の大きかった石川県能登町へは、
発災直後から宮城県が重点的に支援をすることになっており、

宮城県庁の職員の方、東松島市の職員の方が、
能登町で勤務されており、現場でのお話も聞くことができました。

宮城県教委からも派遣されており、
能登町の教育長さんからは、子供のケアだけではなく、先生のケアなど、

「災害を経験された宮城県の先生方をとても頼りにしてきました、本当に感謝しています。」

というお話をいただき、有難く思いました。

今回、石川県で感じたことは、
災害支援から復興の過程まで、東日本大震災の時と変化がない点があるように思いました。

課題解決という点では、同じことを繰り返している点もありましたし、
津波で被災した方のための仮設住宅が海沿いに建設されているということを目にすると、

やはり国が強い力を持って、防災や災害からの復興を統括することが大切なのではないかとあらためて感じました。

お時間と少しのお金がある方には、
ぜひ石川県へ災害ボランティア活動をオススメしますし、
観光や募金という形での支援でもありがたいなと思います。

「被災地を応援したい方へ 災害ボランティア活動の始め方」(政府広報オンライン)
⇒ https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201909/4.html

(第5181号 令和6年11月20日(水))