第393回宮城県議会(令和6年9月定例会)が閉会となりました

 

10月17日、
第393回宮城県議会(令和6年9月定例会)が閉会となりました。

この議会では、
宮城県が仙台市とともに導入を目指す宿泊税の条例が大きなテーマで、
税を徴収する宿泊事業者の負担軽減の措置などを求める付帯意見を付けたうえで、可決・成立しました。

また、9月議会は決算議会でもあり、
令和5年度宮城県一般会計決算及び各特別会計決算等について賛成多数で認定されました。

議員提案の意見書では、

「私学助成の充実強化に関する意見書」、
「刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書」、
「高等学校段階における1人1台端末の公費負担の充実を求める意見書」、
「自動運転移動サービス等の社会実装に向けた環境整備を求める意見書」

を全会一致で簡易採決しました。

また、宿泊税に関する補正予算につき修正動議、討論の後否決し、原案を賛成多数で可決。

さらに宿泊税条例につき継続審査を求める動議が出され、否決。
共産会派による反対討論の後、自由民主党・県民会議から高橋宗也議員が賛成討論。
自民会派から反対一名、民主系会派から賛成二名、附帯意見を付け、賛成多数で可決しました。

【議第119号議案宿泊税条例 附帯意見】

1 宿泊税の施行に当たっては、広く県民、宿泊・観光事業者等に十分な情報提供と意見聴取を行い、理解と共感を得ること。

2 宿泊税の使途については、宮城県の自然、歴史、伝統、文化など固有の魅力を高め、県民生活と調和した持続可能な観光振興の施策に充てること。また、各地域や関係者の意見を反映し、透明性を確保するとともに、宿泊税の特別徴収義務者となる宿泊事業者に対しては、業務負担の軽減措置を十分に講ずること。

3 宿泊税条例の施行後の状況については、早期に把握し、宿泊税の効果検証や県内外の社会経済情勢等を勘案した上で、必要な改善等の措置を講ずること。

決算につき反対討論の後、自由民主党・県民会議から伏谷修一議員が賛成討論。
賛成多数で認定となりました。

この議会で私は、自由民主党・県民会議の幹事長として、
自民会派の意見集約や会派を代表しての活動を中心に、また、環境福祉委員会委員として活動したところです。

さらには、県議会本会議に一年ぶりに登壇、議会代表質問において、
村井知事と様々議論をしたことはメディアを通じて報道され、賛否両論を、多くの方からいただきました。

 

「「皆さんからいただく声は村井さん最近、傲慢になっていないか」宿泊税巡り与党会派からも村井知事に厳しい声が 宮城県議会代表質問」(tbc東北放送 公式YouTube)
⇒ https://youtu.be/rTXeqcCVpFw?si=m9ozrkKRNadmAvrN

「宮城県でも宿泊税導入へ県議会で論戦スタート 「じり貧になる」村井知事は必要性強調」(24/09/26 18:56)(仙台放送ニュースチャンネル)
⇒ https://youtu.be/jrMxFKdbJ5g?si=AXfv3P1s8O3Xd4PW

「宿泊税導入 宮城県議会で異論が相次ぐ 村井知事は訪日客獲得に後れを取る懸念を強調」(khb東日本放送)
⇒ https://youtu.be/jem7ZnUiLa8?si=epnaVq2jMCqU1Hxi

「県議会代表質問 知事が宿泊税導入の必要性を訴え 09月26日 15時09分」(NHK宮城NEWSWEB)
⇒ https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20240926/6000028892.html

「宿泊税に猛進の村井知事の進退絡め、与野党が揺さぶり 「次は勝てない」 宮城県議会代表質問」(河北新報ONLINE 2024年9月27日 6:00  [有料])
⇒ https://kahoku.news/articles/20240926khn000065.html

「赤十字とがんセンター統合、新病院の開院2年遅れる見込み」(朝日新聞デジタル宮城)
⇒ https://www.asahi.com/articles/ASS9V44J7S9VUNHB004M.html

 

そして改選から一年間務めてきた、自由民主党・県民会議の幹事長という役職も、
今月いっぱいの任期を迎え、この議会が最後の議会となります。

次の議会からはまた別の仕事をするということになりますが、
与えられた仕事に取り組むことで、県政の発展につながるよう努力していきたいと思いますし、

皆様の意見を伺いながら引き続き、言うべきことはしっかりと言っていきたいと思います。

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引き続き、多くのみなさんの御意見を伺い、
衆知を集める政治を常に意識しながら、
今後とも全力で取り組んでまいります。

 

 

(第5147号 令和6年10月17日(木))