年末年始、渡辺のオススメ書籍3冊!(平成30年末)その1
今年もあと少しで終わりですが、
ふだん分刻みのスケジュールの方も、
年末年始を生かして読書をしてみてはいかがでしょうか。
あらゆる人から学ぶ、
そんな気持ちを持っていると、
世の中のいろんな人々が書いた本を読むことこそ、
あらゆる人から学ぶことになるのではないかと感じます。
毎年このメルマガでは、
年末年始皆さんにオススメの本を紹介しています。
【1、木下 斉『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』】
今話題の地方創生本です。
地方の活性化、起業、まちづくり、
地域をめぐる様々なテーマのヒント。
地方で起業をめざす人、
まちづくりをしたい人、
自治体職員の方や地方議員などは参考になるのではないでしょうか。
内容紹介
SNSで話題の「地元がヤバい本」はこちら!
「補助金が地方のガンなんや! 自分らの手で稼ぐ、それ以外の方法で再生なんかありえへん」
地方衰退の「構造」とビジネスでの「変革手法」がストーリーで一気にわかる!
札幌・盛岡・女川・山形・福井・甲府・熱海・勝川・城崎・小倉・長崎・熊本・鹿児島…
全国各地の「未経験者」400名が実践したノウハウを大公開!1、木下 斉『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』
「地方のリアル」と「成功のコツ」が122の充実キーワード解説からまるわかり!
●いい人材はいい「飲食店」に集まる
●地銀と信金どちらから借りるべきか
●小型店が大型店に勝つ方法
●会社員のやめどき
●不毛な「イベント地獄」
●住民の嫉妬
●地域おこし協力隊のジレンマ
●なぜ、役所の若手やる気を失うのか……他
<あらすじ>
主人公の瀬戸淳の地元は、東京から新幹線で1時間、さらに在来線で20分という、
人口5万人ほどのどこにでもある地方都市。
ある日東京で働く淳に、母が「商売をやめ、店も家もすべて売り払い余生を楽しみたい」と言い出した。
淳は東京と地元を行き来し、廃業手続きや不動産売却といった?実家の片付け?に追われる。
その過程で、地元で飲食店経営者として活躍する「元ヤン」同級生の佐田から
「売るなら、一緒に建て替えて事業をやらんか」と誘われる。
最初は「自分にはそんなことはできない」と思うものの、徐々に気持ちが傾く淳。
やりがいを感じられない東京での仕事。
寂れていくだけの地元の姿。
果たしてこのまま、実家を売り払い、
東京でサラリーマンを続けることが正しい道なのだろうか──。
そして、淳の「実家の片付け問題」は、シャッター街の再生、
さらに地域全体の再生という思わぬ方向へと進んでいくのだった。
<目次>
第一章 シャッター街へようこそ
突然の帰郷/不本意な再会/名店は路地裏にある
コラム1-1 どんな地域にも「人材」は必ずいる
コラム1-2 地方は資金の流出で衰退する
第二章 たった一人の覚悟
役所の誤算、自立する民間/嗤う銀行/勝算は「逆算」から生まれる
コラム2-1 なぜ、今の時代に「逆算開発」が必須なのか
コラム2-2 地方に必要なのは、「天才」ではなく「覚悟」である
第三章 見捨てられていた場所
そこでしか買えないもの/仲のよさこそ命取り/次の一手は突然に
コラム3-1 資金調達で悩む前にやるべきこと
コラム3-2 「場所選び」で重要なこと
第四章 批評家たちの遠吠え
田舎の沙汰も金次第/「子どもじゃないんだからさ」/覚悟の先の手応え
コラム4-1 地方でビジネスを始める悩みと不安………
コラム4-2 地方の事業に「批判」はつきもの………
第五章 稼ぐ金、貰う金
「欲」と「隙」/お役所仕事/名ばかりコンサルタント
コラム5-1 役所の事業がうまくいかない構造的理由
コラム5-2 見せかけの地方分権のジレンマ
第六章 失敗、失敗、また失敗
成功続きの成功者はいない/原点回帰/丁稚奉公の旅
コラム6-1 本当の「失敗」とは何か………
コラム6-2 「よそ者・若者・馬鹿者」のウソ………
第七章 地域を超えろ
資金調達/小さな成果、大きな態度/血税投入
コラム7-1 地方で成功することにより生まれる「慢心」
コラム7-2 他地域連携でインパクトを生むための思考法
第八章 本当の「仲間」は誰だ
他人の茶碗を割る権利/仲良し倶楽部を超えて/金は霞が関ではなく、地元にある/他人の金で、人は動かない
コラム8-1 嫌われる決断をすべきとき
コラム8-2 孤独に耐え、各地域のストイックな仲間とつながる
最終章 新しいことを、新しいやり方で、新しい人に
さよなら、シャッター街
コラム9-1 今の組織を変えるより、自ら立ち上げよう
【2、山口周『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』(光文社新書)】
美意識、美的感覚は勉強をしたからといって、
身につくものでもありません。
勉強だけをしていい学校、いい会社に入った方でも、
アートについては全く関心のない方も多いのではないでしょうか。
人生においてムダとも思えるものが、
実は非常に有益だったりするものです。
本書ではむしろ、アートが哲学であり、
世界のリーダーにとって必須科目であるということを伝えています。
◎もはや論理的思考・MBAでは戦えない……
◎「直感」と「感性」の時代
◎組織開発・リーダー育成を専門とする
コーン・フェリー・ヘイグループのパートナーによる、
複雑化・不安定化したビジネス社会で勝つための画期的論考
【本文より】
グローバル企業が世界的に著名なアートスクールに幹部候補を送り込む、
あるいはニューヨークやロンドンの知的専門職が、早朝のギャラリートークに
参加するのは、こけおどしの教養を身につけるためではありません。
彼らは極めて功利的な目的で「美意識」を鍛えているのです。
なぜなら、これまでのような「分析」「論理」「理性」に軸足をおいた経営、
いわば「サイエンス重視の意思決定」では、今日のように複雑で不安定な
世界においてビジネスの舵取りをすることはできない、
ということをよくわかっているからです。
では、そのように考える具体的な理由はなんなのでしょうか?
【小見出し抜粋】 名門美術学校の意外な上顧客/「論理」と「理性」では勝てない時代に/
「直感」はいいが「非論理的」はダメ/哲学を鍛えられていた欧州エリート/
クックパッド紛争は「アート」と「サイエンス」の戦いだった/
アカウンタビリティは「無責任の無限連鎖」/
千利休は最初のチーフクリエイティブオフィサー/
経営者はなぜデザイナーに相談するのか?/エキスパートは「美意識」に頼る/
全てのビジネスはファッションビジネス化する/
なぜマッキンゼーはデザイン会社を買収したのか?/
システムの変化にルールが追いつかない世界/
エリートを犯罪から守るための「美意識」/マインドフルネスと美意識/
「偏差値は高いが美意識は低い」という人たち山口周『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』(光文社新書)】
【著者紹介】
山口周(やまぐちしゅう) 1970年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、
同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、
ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、組織開発・
人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。
現在、同社のシニア・クライアント・パートナー。専門はイノベーション、
組織開発、人材/リーダーシップ育成。
著書に『グーグルに勝つ広告モデル──マスメディアは必要か』
(岡本一郎名義)『天職は寝て待て──新しい転職・就活・キャリア論』
『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』
『外資系コンサルの知的生産術──プロだけが知る「99の心得」』
(以上、光文社新書)、
『外資系コンサルのスライド作成術──図解表現23のテクニック』
(東洋経済新報社)など。神奈川県葉山町に在住。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山口/周
1970年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。
電通、ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、組織開発・人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。
現在、同社のシニア・クライアント・パートナー。
専門はイノベーション、組織開発、人材/リーダーシップ育成。
岡本一郎名義の著書もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【3、ボブ・ウッドワード著、伏見 威蕃訳『FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実』】
トランプ大統領の政治選択は、
過去にないものばかりであり、驚きの連続です。
とはいえ、これも戦略ではないかとも最近は思えるほどです。
トランプ政権の内情がどのようになっているのか、
本書を読みたいと思う人が全世界にいるのではないかと感じるところですね。
NYタイムズ 3週連続ベストセラー第1位! (2018/9/24~2018/10/14, Nonfiction)
11週連続トップ10入り! (2018/9/24~2018/12/09)
ここは、すべてが狂っている
衝動に満ちたトランプの意思決定を暴いた全米大ベストセラー!
FEAR: Trump in the White Houseの日本語版!ボブ・ウッドワード著、伏見 威蕃訳『FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実』
感情的になりやすく、気まぐれで予想のつかないアメリカ大統領の言動に世界が翻弄されている。
ホワイトハウスのスタッフは大統領の危険な衝動と思いつきを故意に妨害し、国を動かしている。
世界一の強国の意思決定はいま狂気に満ちている。本書は、その物語である。
ニクソンを退陣させた伝説の記者、ボブ・ウッドワードだから書けたトランプとホワイトハウスの真実。
政権内部を知悉する重要人物らに数百時間にわたる極秘インタビューを敢行。
会議メモ、部外秘のファイル、文書、個人の日記といった一次情報から大統領執務室、
エアフォース・ワン、ホワイトハウスでトランプ大統領の狂気の意思決定がどのように行われているかを暴く。
メルマガ読者の皆さんのなかでこれを読んだとか、
この本いいですよというオススメがあれば、
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