起業直後の不安や焦りをどうとらえるべきか
起業家は事業計画をつくっていたり、
お店ができ上がっていく途中を見ていると、
けっこう楽しいものです。
スタートアップ直前は夢にあふれているわけですが、
ほとんどの場合、スタートした後に大きな不安に襲われます。
売上が予想したよりも上がらない。
資金繰りがうまくいかない。
売上が上がっても人手不足でまわらない。
などなど、様々な不安や焦りが生まれてくるものです。
どんなにすぐれた起業家であっても、
資金が豊富な起業であっても、
起業直後は「失敗するんじゃないだろうか」という不安や焦りが、
さらに増幅するものです。
選挙に初めて出ようという場合も同様ですね。
そんな不安や焦りを抱えたときどうすべきか?
一つの考え方ですが、こうした
「不安や焦りを持つことは、よいことだ」
ととらえることが大事です。
私も過去に何回もこうした不安や焦りを経験しましたが、
この感覚を持っているときの自分が、
最も成長しているときだったと言えます。
不安も焦りも感じないときは、
のんびりしていて精神的にはいいのですが、
自分の能力としては向上しないなあと思います。
この状況が自分にとってプラスであると
前向きにとらえることが大事ですね。
できれば、この不安や焦りを他者への批判などに振り向けないよう、
注意も必要です。
焦れば焦るほど苛立ち、
どうしてもまわりに当たってしまったり、
かえってトラブルを起こしてしまったりする人もいたりするものです。
ですので、気分転換の手法を
用意しておくことも大事ですね。
いずれにしても、
起業直後の不安や焦りもとらえ方次第で、
よい方向に転換させることができるわけです。