小学生のころからMSXを使いこなしていた思い出話

ChatGPTを使いこなし、スマホを駆使している私ですが、
情報通信技術は最新のものを積極的に利用しています。
そしてこのスタイルは実は、
私が小学生のころからのものでありまして、
小学生のころからパソコンを駆使してベーシック言語を使ってプログラムを組んだりしていました。
私が小学生のころ、父がMSXのパソコンを購入してくれて、
ファミコンゲームの関心よりもパソコンを使いこなすことが楽しかったことを覚えています。
ベーシックは本当に今思うと単純なプログラム言語ですが、
カーソルを右に動かすとキャラクターが右に動く、
単純なドレミの音階で音が鳴る、などなど、
プログラムの指示通りにパソコンが動くということに感動していましたね。
当時はデータレコーダーを使って、
カセットテープに録音する形でプログラムを保存していました。
MSXの雑誌やマイコンベーシックマガジンなどに書いてあったプログラムを、
打ちこんでさらに技術を向上させたりもしていましたし、
郵便を駆使して全国のパソコンマニアの人とやり取りをしたりもしていました。
マニアックでしたね。
まだインターネットなどなかった時代ですし、
クローズドネットワークであった「パソコン通信」の時代がようやく来たという感じでしたね。なつかしい。
その後、MSXから進化して、PC9801シリーズのパソコンを使いこなすようになり、
データレコーダーも5インチフロッピーディスクになり、
さらにデータのやり取りが簡単になりましたが、
あれから40年ぐらいが経過し、飛躍的な技術の進歩がみられました。
私のMSXは、東芝のパソピアIQシリーズだったかと思いますが、
64KBのメモリを搭載していた非常に高性能な機種でした。
しかしChatGPTに聞いて今のデータ量に換算してみると、
スマホで撮る写真はだいたい2~5MB(2,000~5,000KB)なので、64KBでは写真1枚の100分の1以下。
MP3の音楽(1曲3分)はだいたい3MB(3,000KB)前後 → 64KBは音楽の0.02曲分。
YouTubeのHD動画は1分で数十MB~数百MB → 64KBでは数フレームすら保存できないレベル。
とのことで、
LINEスタンプの画像1枚分にも満たないのが64KBとのことです。
当時のMSXのゲームで調べてもらったところ以下の通り。
●ハイドライド (T&Eソフト, 1984)
ROMカートリッジ版は64KB程度で収録。
→ 今なら「スマホアプリの起動画面用画像1枚」くらいの容量。
●イースI (日本ファルコム, 1987, MSX2版)
ディスク2枚組(1枚720KB)で収録。
メインのプログラム部分は数十KB規模。
→ 今なら「電子メールに添付するPDF1枚」程度。
●パロディウス (KONAMI, 1988)
ROMカートリッジ128KB版。
→音楽やグラフィック込みで128KB、つまり現代のスマホ壁紙1枚程度。
以下に現代の情報技術がすごいことになったかと驚くばかりです。
私がいま持っているiPhoneも、
計算してみると64KBのMSX約131,000台分のメモリ容量を持つとのことで、
すごいことですね。
さらに30年後など、どうなっているか想像もつきませんが、
技術をよりよい社会の構築に使っていくことが大切なことだろうと思っています。
(第5474号 令和7年9月9日(火))