「衆議院宮城県第2選挙区支部長選考所信発表会」で所信演説をしました

昨日3月29日、自民党宮城県連第70回定時大会が、
江陽グランドホテルで開催されました。
終了後、「衆議院宮城県第2選挙区支部長選考所信発表会」が開催され、
私、渡辺勝幸も10分間、党員の皆様の前で、
日本への思いを言霊に込めました。
演説を聞いていただいたみなさま、ありがとうございました。
メディア等でも取り上げられ、
多くの方からメールや電話などでご感想等激励をいただきまして、ありがとうございました。
自民党宮城県連 公募の宮城2区支部長候補3人が所信発表会(TBC東北放送)
⇒ https://youtu.be/YAePM2qPQnU?si=pd2YSDtio022JOXr
自民党 衆院選宮城2区 3人の支部長候補が所信発表(KHB東日本放送)
⇒ https://youtu.be/9CTZUC6_qHc?si=1HShqj0Ols46FPOK
今日の河北新報朝刊でも取り上げられていましたので、
一部を引用します。
【動画】次期衆院選宮城2区の自民党候補へ 名乗りを上げた3氏が所信発表
2025年3月30日 6:00 [有料] (河北新報ONLINE)
⇒ https://kahoku.news/articles/20250329khn000054.html
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【引用ここから】
(略)
渡辺氏、党改革の必要性訴える
渡辺氏は党への支持者の不満や地方議員の危機感を踏まえ、刷新を訴えた。「自民党は本来の姿とかけ離れている」と踏み込んだ。
居並ぶ小野寺五典党政調会長ら県選出国会議員に「地域の声をぶつける」と気合が入った。壇上から「現政権は物価高騰対策をしていない」「支持率が下がるのは当然」と批判した。
2011年秋から続ける街頭活動は1087回に及ぶ。党派閥裏金問題の逆風下では「ふざけるな」と通行人に罵声を浴びせられた。党改革の必要性を痛感し、国政への挑戦を決めた。
終了後は「伝えることは伝えられた」と納得した様子。かつて、地域との連携不足などを理由に支部長就任に反対した秋葉氏が、最大のライバルとなる。
(略)
【引用ここまで】
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自民党宮城県連の大会終了後の所信表明選考ということで、
党員向けの会合ではありましたが、
フルオープンということで実施されましたので、
メディア各社が取材をしていましたし、
河北新報ではフル動画で三人の演説を公開していますので、
参考までにぜひご覧いただければと思います。
「自民党・衆院宮城2区で支部長を公募
面接審査を通過した新人2人と元議員が所信演説【ノーカット】」(河北新報オンライン)
⇒ https://youtu.be/4uYQmDOGOQQ?si=Ko_q6AJoZkUoNa7w
事前に内容は頭の中で、組み立てて考えてはいましたが、
限られた10分という時間で、
伝えたいことを全部伝えるのは難しいこととあらためて感じました。
結果はどのようになるかわかりませんが、
どの立場であっても、政治に対して真摯に取り組んでいきたいと思います。
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【所信演説ここから】
私は宮城県議会議員の渡辺勝幸でございます。
私が政治家を志した原点は平成23年の東日本大震災でありました。
私が住む仙台市若林区の六郷地区も大変大きな被害を受け、
ここにいらっしゃる宮城県内各地の皆さんも東日本大震災で大変な状況になった方も多いと思います。
東日本大震災があって、私も同級生や友人、お世話になった方々が亡くなっていき、
そして育ててくれたふるさとの姿がすっかり変わってしまった、
この状況で当時の政治は大混乱していました。
このままでは政治がしっかりしなければ、
震災からの復興は進まない、そう思い政治の世界に手を挙げた、
これが私の政治家としての原点であります。
東日本大震災からの復興のために、
宮城県議会議員として3期、今年で10年間、県議会議員を務めてまいりました。
仙台市の発展のため、そして宮城県の発展のために様々な力を尽くしてまいりました。
先輩議員の皆様のご指導をいただき、
そして同僚議員に温かい声をかけていただきながら、
そして後援会の皆さん、地域の皆さんと共に、この10年間若林区、宮城県を中心に、
自民党の最先端で活動してまいったところでございます。
しかし残念ながら、ここ数年自民党はどこへ行ってしまったんでしょうか。
本来の自民党からかけはなれているのではないかとそのように私は感じています。
本日、多くの皆さんがお話をされていた、
自民党昭和30年の立党の原点「政治は国民のもの」、
この言葉が、今ほど、国民に県民に市民に心が通っていない、
こんな時代は初めてであります。
多くの皆さんは、「政治は国民のもの」と自民党の人が言ったなら、
「ちがうでしょう、政治は自分のものだと思ってやってるでしょう」
「自民党は自分党だ」
「いい加減にしてほしい」
そんな声をいただいいております。
しかし、こんな時であっても国際情勢、東アジア情勢は待ってはくれません。
いま、世界的に大転換の時代を迎えています。
そんななかで、このわが国が、政治が混乱していき、
自民党が政権を失ってしまったら一体どうなるか。
とりわけ、外交防衛の分野において自民党以外の政党が、
その任を担うことはできないのではないかと私は確信をしております。
しかし現在の自民党は、国会議員の皆さんを目の前にして恐縮ではありますが、
全くもって国民の声が聞こえていない、そのように感じております。
とりわけ物価高騰対策は、
今の政権は何もしていないに等しい。
「103万円の壁」、国民は103万円を178万円に上げてほしい、
いやそれ以上に上げてほしい、
これは国民だけでありません、
私は自民党を応援してくださっている開業医の先生からも、
このようなお話をいただきました。
一生懸命医療事務で働いているパートさんが、
最低賃金が上がっているために結局働き控えをしなければいけない。
11月12月になったら休んでもらわないといけない。
自民党のある地方議員を支えてくださっている農業法人の経営者の方からも、
103万円の壁、大きく突破してほしい。
生産性がこのままで上がらない。
私を応援してくださっている中小企業の経営者も、
200万300万人に上げてほしい。
そうでないと、経済成長ができないんだと。
そのような声を自民党を支える方々からたくさんいただきました。
果たしてそれが今の政治に届いているのか。
自民党を支えてくださった皆さんがそのような声を出しているのに、
声が届いていないんではないのか。
大きな不安、心配を感じざるを得ません。
しっかりと、この、国を担う自民党が、
そもそもの自民党を支えてくださっている方々の物価高騰への不満。
そして医療福祉の分野の方々からは、
公定価格があるのに物価高騰、人件費が上がっているのに、
何もしない政府は何なんだ、このような意見も頂いております。
今の政府与党は、残念ながら国民から駆け離れている、
政策が打ち出されていない、それでは支持率が下がるのも当たり前であります。
しかし本来、私たち自民党員は昭和30年の「政治は国民のもの」というこの一言から、
政党はスタートしています。
もう一度、私たちは原点に立ち返って、
「政治は国民のもの」である、そして責任ある政治ができるのは自民党しかいないのだという思いを、
ぜひ皆さんと共有し、私は宮城二区支部長に手を挙げたいと考えました。
宮城二区の支部長を担うにあたって、
最もやらなければいけないことは、
「強い日本をつくる」ということであります。
強い日本をつくるためには四つのことが必要であると感じています。
まずは国家の安全保障、国をしっかりと守る。
二つ目は、経済の安全保障、自分たちの国でしっかりと強い経済をつくる。
三つ目は、エネルギーの安全保障、わずか10%の自給率しかないわが国のエネルギーをしっかりと守っていく。
そして最後は食料の安全保障であります。
37%という自給率、これでは私たちが食べていくことはできません。
そして「強い日本をつくる」と同時に、
私たちはやさしい政治も忘れてはいけないと思います。
小学校の校門の前で、子供たちの見守りをボランティアでしてくださってる方を、
私はたくさん知っております。
また、障害者スポーツを支援するために手弁当で、
ボランティアで活動してくださっている方々も、
この宮城県内、たくさんいらっしゃいます。
やさしい政治をしっかりと進めることで、
結果として強い日本をつくることができる、このように考えております。
宮城二区は現在、立憲民主党の候補者が議席を担っております。
私が学生の頃から政治家をされている、大変知名度のある強い方であります。
共産党も応援している。たくさんの方が応援している。
この厳しい選挙でありますが、党員党友の皆さん、
そして志しを同じくする皆様方と共に、この宮城二区の議席を何とでもして、
奪還をしてまいりたい。
そのためにはまず、この参議院議員選挙、
石川光次郎候補、和田政宗候補と共に、
しっかりと手を携え、
失われてしまった自民党の信頼を、
国民からの信頼を取り戻すべく、
「政治は国民のものである」という原点にしっかりと立ち返り、
もう一度信頼を取り戻してもらえる、
そのような活動を進めてまいりたい、そう考えております。
多くの皆様に御指導御鞭撻をいただきまして、
どうか宮城二区、私に力をお与えいただき、
そして議席を獲得するためのお力を、
皆様にお貸しいただきますよう、心よりお願いを申し上げまして、
私の所信表明といたします。
どうぞ皆様、よろしくお願いいたします。
【所信演説ここまで】
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(第5311号 令和7年3月30日(日))

