【渡辺勝幸代表質問】答弁要旨【再質問】【第393回宮城県議会】

9月26日、
第393回宮城県議会(令和6年9月定例会)において、
渡辺勝幸は自由民主党・県民会議を代表して、
代表質問に立ちましたので、

このメルマガで数回に渡って、
質問の内容等についてお伝えしました。

今回は、

【再質問】

に対する答弁内容について、お伝えしたいと思います。

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【答弁要旨ここから】

【再質問】

渡辺:
大綱1点目の知事の政治姿勢についてですが、
先ほどは来年の知事選には任期満了まで、まずはという御答弁でありましたが、
現在のような、宿泊税、四病院も含めての県政運営では大変厳しい結果が出るのではないかなというふうに感じますし、
出馬されないということであるならばやはり、富県宮城、村井県政をしっかりと継承していただく方を選んでいかなければいけないなと思っております。

一年後か五年後かはわかりませんが、いつかは終わりが来るわけでございまして、
有終の美を飾るためには、知事ご自身よく終活をお考えいただきたいなというふうに思っております。

知事が初当選を果たされたのは45歳の時ということで、私もよく覚えておりますが、
大変フレッシュな村井県政がスタートするということで非常に大きな期待と、これからすごい県政が開かれるなと期待をしていたわけでございますけれども、
私は現在49歳でございまして、私も知事適齢期なんじゃないかなと。

ただある先輩からは「勝幸君では知名度がないから、村井知事には勝てないんじゃないかな」と言われたりもしたのですが、しかし何を言いたいのかというと、
周りを見渡してみるとですね、後ろは振り返りませんけれど、誰と目が合うかわかりませんので。50代、60代、70代、80代だとちょっと知事は厳しいかもしれませんが、
すばらしい方、右の席も左の席もたくさんおられると思いますし、若手でも素晴らしい方がそろっていると思います。

また、国会議員を経験されてる方でも、国の公務員の方、県の公務員の方でも、非常に素晴らしいなという方がたくさんいらっしゃって、
知事にふさわしい方って、宮城県は人材豊富なので、たくさんいらっしゃるんじゃないかなと思うわけでございますが、来年の知事選について対応未定ということでございますので、これ以上突っ込みませんけれども、
知事会長もされてたくさんの知事を見ておられる村井知事から見て、後継知事までは言いませんけれども、知事にふさわしい方、どういう方がふさわしいかということを、ぜひ率直にお聞かせをいただきたいと思います。

村井知事:
まさに渡辺勝幸さんのような方だというふうに思っております。

渡辺:
それでは残り、宿泊税について伺います。
宿泊税については、丁寧な説明を求めてきましたし、わが会派からは、県民に「理解と共感」を得ることを申入れ内容の一番目に入れてまいりました。

知事本人も三時間にわたってこの前12日に説明をされましたけれども、やはり最初のボタンを掛け違えてしまったなというのを、今回非常に感じております。
個別に我々も話を伺ってきましたけれども、宿泊税に賛成という事業者の方からも、
県は以前から観光施策の立案の際に「我々の意見を聞いてくれていない」という声が非常にありました。

「聞く力」というのは岸田総理もおっしゃっていますけれども、非常に重要だと思っております。
「聞く力」と言っても、聞くときにコントロールする目的で結論ありきで聞いてしまっては、
やはり話を聞いたことにならないんじゃないかということを今回非常に感じております。

はじめから一緒に事業を作り上げていくというプロセスが非常に大事だったのではないかなと。
結論を初めから持って、説明をしてしまったことが間違いの始まりだったように思います。

あらためて、知事は「理解と共感」が得られたものとお考えでしょうか。お伺いします。

村井知事:
私はあまり前に出ないで、職員が一生懸命、前に出て頑張ってくれました。
ただそういう御評価があるということは、事実だというふうに思って、これは真摯に反省をしなければならないというふうに思っております。
まず何をやるにしても、県の考え方、方針というものをある程度お示しをしなければ議論もできないだろうということで、そういう方針を示したわけですけれども、
最初に税金ありきではないかというような捉え方になってしまったということでございます。

やはり、先ほど言ったように、税の必要性というのは、ゴールデンルートに人が集まっているということ、そしてこれから急激に人口が減っていくなかで、県内のお客さんだけでは、お客さんが急激に減ってしまうということ、やはり宮城は東北のゲートウェイであるということ、
そして仙台市にどんどんお客さんが集まるような現状になってしまっているということから、空港や仙台駅に降りた方をできるだけ沿岸部のあるいは内陸の方にお客さんを導いていく、
もちろん仙台市に泊まっていただいた後ということでけっこうなんですけれども、そういうようなことでどうすればよいでしょうかということから議論をスタートした方が確かに、話は分かりやすかったかなと。
その結果、どうしてもこういうことが必要だと、ならば財源がこれくらい必要だと、組み立て方というのがあったのではないかなと思っております。

しかしいずれにしても、財源が非常に県も財政的には余裕がないということで、いま5億円財源を確保して、そして国からのいろんな補助事業を足しあわせて10億円ぐらいの観光事業をやっているんですが、これ以上のことをやるとなると、一般財源をどこか削らなければならない。
なかなかそういったこともありませんし、今後、人件費が急激に上がってくるとなると、ますます財政的には余裕がなくなってまいりますので、そういうことからも、今回はぜひご協力をいただきたいということで、議会に提案をさせていただきました。
今回、自由民主党・県民会議として、まだ意思決定はできないという厳しい、質問のなかのお言葉ございました。
そういったことで、議会中に一人でも多くの議員の皆様に御理解を得られるように努力をしてまいりたいと思っております。

【答弁要旨ここまで】
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【質問内容】

●大綱1前半 知事の政治姿勢について
⇒ https://katsuyuki.jp/2024/09/26/

●大綱1後半 知事の政治姿勢について
⇒ https://katsuyuki.jp/2024/09/27/

●大綱2 地方振興の課題について
⇒ https://katsuyuki.jp/2024/09/28/

●大綱3前半 健康と福祉について
⇒ https://katsuyuki.jp/2024/09/29/

●大綱3後半 健康と福祉について
⇒ https://katsuyuki.jp/2024/09/30/

●大綱4 半導体工場誘致に伴う課題について
⇒ https://katsuyuki.jp/2024/10/01/

●大綱5前半 一次産業の振興について
⇒ https://katsuyuki.jp/2024/10/02/

●大綱5後半 一次産業の振興について
⇒ https://katsuyuki.jp/2024/10/03/

●大綱6 子供たちの課題について
⇒ https://katsuyuki.jp/2024/10/04/

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【渡辺勝幸代表質問要旨】

【大綱1】知事の政治姿勢について以下8点について知事の所見を伺いたい。

(1)5期目の任期が残り1年となった現時点において、この19年間を振り返り、知事自身どのような所感を持っているのか。

(2)来年の県知事選挙には現時点で出馬を考えているのか。

(3)仙台赤十字病院とがんセンターの統合について、現時点における協議の進捗及び具体的内容、現状を踏まえた病院開設に向けた今後のスケジュールはどうか。

(4)サテライト案の代替として、現時点で具体的にどのような案を考えているのか。
また、精神医療センターと仙台市立病院との連係についてはどうか。

(5)労働者健康安全機構との協議の進捗はどうか。また、協議が長期化している理由はなにか。

(6)今議会に提案された宿泊税条例について、そもそも今、何故導入しなければならないのか。

(7)納めた宿泊税が観光施策以外に使われるといった懸念が事業者から多く寄せられているが、考えはどうか。
また、基金管理する際の観光施策の定義はどうか。

(8)宿泊事業者等への説明会を数多く開催したが、県として十分な情報提供と意見聴取を行い、理解と共感を得ることはできたのか。

【大綱2】地方振興の課題について以下3点について知事及び警察本部長の所見を伺いたい。

(1)県内市町村は業務の効率化に迫られる一方で、地域住民の利便性向上の実現が課題となっており、他県事例のように郵便局との連携により行政サービス向上を図るべきと考えるがどうか。

(2)女川原発再稼働後の安全確保のため、UPZ区域の自治体へも手厚く財源を配分し、支援策を強化する必要があると考えるが今後の方針はどうか。

(3)交通死亡事故が前年より増加しており、交通安全施設整備の充実強化が必要であるが、考えはどうか。
また、増加する高齢者による事故対策についてどうか。

【大綱3】健康と福祉について以下8点について知事の所見を伺いたい。

(1)我が県のスポーツ政策は、喫緊の課題であると同時に他県と比べて遅れており、肥満傾向である県民が体を動かす機会を増やすためにもさらに推進すべきと考えるがどうか。

(2)県障害者スポーツ協会と富谷市との連携協定により、今後、好事例の創出や課題解決に向けた活動が期待されているが、障害者スポーツの振興のため、市町村との連携をさらに深めていく必要があると思うがどうか。

(3)インクルーシブ公園について、障害に理解のある方の参画や外国にルーツを持つ子どもたちの参加促進など、ソフト面からさらなる活用を進めていくことが重要と考えるがどうか。

(4)社会福祉法人の経営の協働化・大規模化が進む中、地域の福祉施設が消えないよう、地方の小規模法人への支援や圏域単位での連携、複数法人間での連携の促進が必要と思うがどうか。

(5)医療的ケア児の保護者からは保育所探しに苦労しているとの声があり、就園支援を含め、さらにきめ細やかな支援体制を構築すべきと思うがどうか。

(6)ニートやひきこもりなど働きづらさを抱えた方々への政策支援は喫緊の課題であり、就労困難者の相談窓口だけでなく、継続的かつ重層的な支援を進めるべきと思うがどうか。

(7)新型コロナワクチン後遺症患者への対応として、ワクチン接種後の副反応等に対応する医療体制と相談体制を整備することが重要と考えるがどうか。

(8)他県では災害医療コーディネーターに歯科医師が参画する事例もあるが、我が県においても大規模災害時の歯科口腔保健等に関する活動を強化する必要があると思うがどうか。

【大綱4】半導体工場誘致に伴う課題について以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)半導体工場には大量の水資源と電力が必要とされているが、水資源の枯渇リスク及び電力不足の懸念について、現時点での見解はどうか。

(2)新工場には台湾から多くの技術者が来ると聞いているが、トラブルや分断が生じないよう、我が国の伝統文化や生活ルールをしっかり伝え、地域と連携することが必要と思うがどうか。

(3)工場誘致は道路渋滞や住宅需要を生むが、渋滞解消の施策や市街化調整区域の宅地化について、どのように考えるか。

【大綱5】一次産業の振興について以下6点について知事の所見を伺いたい。

(1)食料・農業・農村基本法の改正により基本理念に定められた食料安全保障の確保を図るため、我が県としてどのような施策に重点を置いていくのか。
また、担い手の高齢化等の課題が山積している農地の確保について、見解はどうか。

(2)国のみどりの食料システム戦略では有機農業の面積拡大が目標とされているものの、人手やコスト面で普及にはまだハードルが高いと思うが、有機農業推進について、見解はどうか。

(3)有機農業の普及には、安定した供給先の確保や消費者に選択されることが必要であり、有機農産物の学校給食での利用も含め、さらなる支援を進めていくべきと思うがどうか。

(4)第3期みやぎ食と農の県民条例基本計画では、園芸産出額の倍増を目指しているが、数値を含めた具体的な現状についてどうか。また、今後の展開はどうか。

(5)近年の気温の変化により、一次産業は大きな打撃を受けており、農林水産技術の向上による課題解決を図るための研究機関への投資を積極的に進めるべきと考えるがどうか。

(6)宮城県物産振興協会では、宮城ふるさとプラザの後継店舗の検討を進めているが、国内外での県産品販売促進に併せて支援してはどうか。

【大綱6】子供たちの課題について以下2点について教育長の所見を伺いたい。

(1)県立学校へのエアコン整備が進んでいるが、普通教室における利用状況及び特別教室の整備状況と今後の方針についてどうか。

(2)学びの多様化学校について、設置自治体が少なく、私立学校に遠くから通っている状況であり、設置数の増加と遠距離通学への支援が必要と思うがどうか。

【代表質問要旨ここまで】
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質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。

すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。

 

「渡辺勝幸公式ウェブサイト活動報告」
⇒ https://katsuyuki.jp/category/report/

(第5144号 令和6年10月14日(月))