【渡辺勝幸代表質問】答弁要旨【大綱3前半】健康と福祉について【第393回宮城県議会】

9月26日、
第393回宮城県議会(令和6年9月定例会)において、
渡辺勝幸は自由民主党・県民会議を代表して、
代表質問に立ちましたので、

このメルマガで数回に渡って、
質問の内容等についてお伝えしました。

今回は、

大綱3前半 健康と福祉について

に対する答弁内容について、お伝えしたいと思います。

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【答弁要旨ここから】

【大綱3】健康と福祉について以下8点について知事の所見を伺いたい。

(1)我が県のスポーツ政策は、喫緊の課題であると同時に他県と比べて遅れており、肥満傾向である県民が体を動かす機会を増やすためにもさらに推進すべきと考えるがどうか。

知事の答弁:
先のパリオリンピックでは、我が県ゆかりの選手が活躍し、
県民に勇気と感動を与えるなど、スポーツの持つ力は非常に大きく、
スポーツの振興を図っていくことは大変重要であると考えている。

こうした認識の下、県では、アイスリンク仙台の再開や、東京2020オリンピック大会の県内開催、
ツール・ド・東北やクイーンズ駅伝などの大規模スポーツイベントの支援、
プロスポーツの振興などに取り組んできた。

また、競技力向上とアスリートの育成に加え、スポーツによる健康増進として、
親子でオリンピアンと一緒にスポーツの魅力や楽しさを実感してもらう機会の創出や、
誰もが地域でスポーツを楽しめるよう、総合型地域スポーツクラブの県内全市町村への設置などに鋭意取り組んでいる。

県としては、肥満傾向にある県民が、スポーツを通じて健康増進を図ることができるよう、
関係団体との連携を強化し、誰もが身近にスポーツを楽しめる環境づくりに取り組んでいく。

(2)県障害者スポーツ協会と富谷市との連携協定により、今後、好事例の創出や課題解決に向けた活動が期待されているが、障害者スポーツの振興のため、市町村との連携をさらに深めていく必要があると思うがどうか。

障害者スポーツは、障害のある方の自己実現や社会参加の促進などに加えて、
障害のある人もない人も相互に人格と個性を尊重し合う、共生社会の実現に向けた非常に重要な活動であり、
先日のパリパラリンピックにおける選手の活躍は、多くの県民に勇気と希望を与えた。

県ではこれまで、市町と連携して県北・県南2か所で障害者ボッチャ大会を開催しているほか、
指導員の養成、全国大会への派遣などを通じた障害者スポーツ人口の拡大と、競技力の向上に取り組んできた。

県としては、この度の富谷市の先駆的な取組を支援しながら、引き続き、
県障害者スポーツ協会や市町村と連携を深め、
障害のある方が、県内各地域の身近な場所で、気軽にスポーツを楽しむことができる機会を創出するなど、
障害者スポーツの普及促進に努めていく。

(3)インクルーシブ公園について、障害に理解のある方の参画や外国にルーツを持つ子どもたちの参加促進など、ソフト面からさらなる活用を進めていくことが重要と考えるがどうか。

土木部長の答弁:
県では、障害の有無に関わらず、子供たちが一緒に遊べる環境づくりは、
共生社会の実現に向けた取組として重要であると考えており、これまで県総合運動公園及び矢本海浜緑地において、インクルーシブ遊具の整備を、順次、行ってきた。

現在、インクルーシブ遊具を広く周知するため、周辺自治体と連携し、遊具を紹介するリーフレットを、児童館や児童クラブ等に設置していただくとともに、
宮城県障害者スポーツ協会などの福祉団体から、遊具の利活用に向けた助言を受けるなど、
認知度向上に努めているところ。

県としては、今後とも、教育、福祉に関わる団体等の御意見も伺いながら、
プレイリーダーの配置など、全国における先進的な事例も参考に、
インクルーシブ遊具の更なる利活用に向け、積極的に取り組んでいく。

(4)社会福祉法人の経営の協働化・大規模化が進む中、地域の福祉施設が消えないよう、地方の小規模法人への支援や圏域単位での連携、複数法人間での連携の促進が必要と思うがどうか。

保健福祉部長の答弁:
地域福祉の重要な担い手である社会福祉法人が、少子高齢化などの人口動態の変化や、
複雑化・深刻化する福祉ニーズに的確に対応し、福祉サービスを持続的に提供していくためには、
法人間の連携を促進することが必要になると認識している。

国においては、社会福祉法人間の協働化や大規模化による経営基盤強化を図るため、
社会福祉連携推進法人制度や、小規模法人のネットワーク化による協働推進事業を創設し、
法人等の自主的な判断による連携・協働しやすい環境整備や、
複数の小規模法人が参画するネットワーク構築などを推進しているところ。

県としては、県内の社会福祉法人に対し、これらの制度の活用を促すことなどにより、
法人間の連携を支援していく。

【答弁要旨ここまで】
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【質問内容】

●大綱1前半 知事の政治姿勢について
⇒ https://katsuyuki.jp/2024/09/26/

●大綱1後半 知事の政治姿勢について
⇒ https://katsuyuki.jp/2024/09/27/

●大綱2 地方振興の課題について
⇒ https://katsuyuki.jp/2024/09/28/

●大綱3前半 健康と福祉について
https://katsuyuki.jp/2024/09/29/

(答弁要旨大綱3後半から大綱6は明日以降に続けます)

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【渡辺勝幸代表質問要旨】

【大綱1】知事の政治姿勢について以下8点について知事の所見を伺いたい。

(1)5期目の任期が残り1年となった現時点において、この19年間を振り返り、知事自身どのような所感を持っているのか。

(2)来年の県知事選挙には現時点で出馬を考えているのか。

(3)仙台赤十字病院とがんセンターの統合について、現時点における協議の進捗及び具体的内容、現状を踏まえた病院開設に向けた今後のスケジュールはどうか。

(4)サテライト案の代替として、現時点で具体的にどのような案を考えているのか。
また、精神医療センターと仙台市立病院との連係についてはどうか。

(5)労働者健康安全機構との協議の進捗はどうか。また、協議が長期化している理由はなにか。

(6)今議会に提案された宿泊税条例について、そもそも今、何故導入しなければならないのか。

(7)納めた宿泊税が観光施策以外に使われるといった懸念が事業者から多く寄せられているが、考えはどうか。
また、基金管理する際の観光施策の定義はどうか。

(8)宿泊事業者等への説明会を数多く開催したが、県として十分な情報提供と意見聴取を行い、理解と共感を得ることはできたのか。

【大綱2】地方振興の課題について以下3点について知事及び警察本部長の所見を伺いたい。

(1)県内市町村は業務の効率化に迫られる一方で、地域住民の利便性向上の実現が課題となっており、他県事例のように郵便局との連携により行政サービス向上を図るべきと考えるがどうか。

(2)女川原発再稼働後の安全確保のため、UPZ区域の自治体へも手厚く財源を配分し、支援策を強化する必要があると考えるが今後の方針はどうか。

(3)交通死亡事故が前年より増加しており、交通安全施設整備の充実強化が必要であるが、考えはどうか。
また、増加する高齢者による事故対策についてどうか。

【大綱3】健康と福祉について以下8点について知事の所見を伺いたい。

(1)我が県のスポーツ政策は、喫緊の課題であると同時に他県と比べて遅れており、肥満傾向である県民が体を動かす機会を増やすためにもさらに推進すべきと考えるがどうか。

(2)県障害者スポーツ協会と富谷市との連携協定により、今後、好事例の創出や課題解決に向けた活動が期待されているが、障害者スポーツの振興のため、市町村との連携をさらに深めていく必要があると思うがどうか。

(3)インクルーシブ公園について、障害に理解のある方の参画や外国にルーツを持つ子どもたちの参加促進など、ソフト面からさらなる活用を進めていくことが重要と考えるがどうか。

(4)社会福祉法人の経営の協働化・大規模化が進む中、地域の福祉施設が消えないよう、地方の小規模法人への支援や圏域単位での連携、複数法人間での連携の促進が必要と思うがどうか。

(5)医療的ケア児の保護者からは保育所探しに苦労しているとの声があり、就園支援を含め、さらにきめ細やかな支援体制を構築すべきと思うがどうか。

(6)ニートやひきこもりなど働きづらさを抱えた方々への政策支援は喫緊の課題であり、就労困難者の相談窓口だけでなく、継続的かつ重層的な支援を進めるべきと思うがどうか。

(7)新型コロナワクチン後遺症患者への対応として、ワクチン接種後の副反応等に対応する医療体制と相談体制を整備することが重要と考えるがどうか。

(8)他県では災害医療コーディネーターに歯科医師が参画する事例もあるが、我が県においても大規模災害時の歯科口腔保健等に関する活動を強化する必要があると思うがどうか。

【大綱4】半導体工場誘致に伴う課題について以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)半導体工場には大量の水資源と電力が必要とされているが、水資源の枯渇リスク及び電力不足の懸念について、現時点での見解はどうか。

(2)新工場には台湾から多くの技術者が来ると聞いているが、トラブルや分断が生じないよう、我が国の伝統文化や生活ルールをしっかり伝え、地域と連携することが必要と思うがどうか。

(3)工場誘致は道路渋滞や住宅需要を生むが、渋滞解消の施策や市街化調整区域の宅地化について、どのように考えるか。

【大綱5】一次産業の振興について以下6点について知事の所見を伺いたい。

(1)食料・農業・農村基本法の改正により基本理念に定められた食料安全保障の確保を図るため、我が県としてどのような施策に重点を置いていくのか。
また、担い手の高齢化等の課題が山積している農地の確保について、見解はどうか。

(2)国のみどりの食料システム戦略では有機農業の面積拡大が目標とされているものの、人手やコスト面で普及にはまだハードルが高いと思うが、有機農業推進について、見解はどうか。

(3)有機農業の普及には、安定した供給先の確保や消費者に選択されることが必要であり、有機農産物の学校給食での利用も含め、さらなる支援を進めていくべきと思うがどうか。

(4)第3期みやぎ食と農の県民条例基本計画では、園芸産出額の倍増を目指しているが、数値を含めた具体的な現状についてどうか。また、今後の展開はどうか。

(5)近年の気温の変化により、一次産業は大きな打撃を受けており、農林水産技術の向上による課題解決を図るための研究機関への投資を積極的に進めるべきと考えるがどうか。

(6)宮城県物産振興協会では、宮城ふるさとプラザの後継店舗の検討を進めているが、国内外での県産品販売促進に併せて支援してはどうか。

【大綱6】子供たちの課題について以下2点について教育長の所見を伺いたい。

(1)県立学校へのエアコン整備が進んでいるが、普通教室における利用状況及び特別教室の整備状況と今後の方針についてどうか。

(2)学びの多様化学校について、設置自治体が少なく、私立学校に遠くから通っている状況であり、設置数の増加と遠距離通学への支援が必要と思うがどうか。

【代表質問要旨ここまで】
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質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。

すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。

 

「渡辺勝幸公式ウェブサイト活動報告」
⇒ https://katsuyuki.jp/category/report/

(第5138号 令和6年10月8日(火))