第392回宮城県議会(令和6年6月定例会)が閉会となりました

昨日7月1日、
第392回宮城県議会(令和6年6月定例会)が閉会となりました。

この議会では、新しい副知事の起用など、
31の議案全てが可決されました。

この7月4日に退任する総務省出身の池田敬之副知事の後任として、
元水産林政部長の小林徳光みやぎ産業振興機構副理事長を起用する人事案件など
31の議案が提出され、全て原案通りに可決されました。

議員提案では、外国人の土地購入について、
国に慎重な姿勢と国土の保全を求める意見書など5件が提出され成立しました。

議員提案の意見書では、

「防災・減災、国土強靱化の加速化に必要な財源確保を求める意見書」
「子ども・子育て支援制度の公定価格の見直しを求める意見書」
「災害発生時における信頼性の高い情報連携体制の構築への支援を求める意見書」
「聴覚補助機器等の活用への支援を求める意見書」

を全会一致で簡易採決しましたが、

「外国法人や外国人による土地等の取得に対し、国土保全の取組を更に推進することを求める意見書」を自民会派として提出しましたが、

共産会派から反対討論、
自民会派から高橋宗也議員が賛成討論。

起立採決となり、共産会派を除く全会一致で可決されました。

県が導入をめざしている宿泊税については、
仙台市との調整や宿泊事業者への説明などに時間がかかるとして
条例案の提出は見送られました。

この議会で私は、自由民主党・県民会議の幹事長として、
自民会派の意見集約や会派を代表しての活動を中心に、
また、環境福祉委員会委員として活動したところです。

この議会では補正予算審議がなかったため、
19日間の短い会期となりましたが、
水面下で様々なことが次々とあり、
心身ともに厳しい19日間でもありました。

そして宿泊税問題に関しては、
議会一般質問において、自民会派からも慎重な意見が多くあり、
次の9月議会に向けて、宿泊事業者の皆さんの御意見をはじめ、
会派内の意見集約に努めていくこととなりそうです。

病院再編や宿泊税、与党会派と村井知事に緊張感<宮城県議会を振り返って>
『河北新報』2024年7月2日 5:00 [有料]
⇒ https://kahoku.news/articles/20240701khn000081.html

今日の河北新報朝刊にも取り上げられています。

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引き続き、多くのみなさんの御意見を伺い、
衆知を集める政治を常に意識しながら、
今後とも全力で取り組んでいきたいと思います。

(第5040号 令和6年7月2日(火))