宮城県議会環境福祉委員会で県内調査─迫リコー(登米市)、大崎市議会、ソーシャルファーム大崎(美里町)、みやぎハートフルセンター(仙台市)を訪問

昨日5月23日、
宮城県議会環境福祉委員会の県内調査で、
宮城県内の迫リコー株式会社(登米市)、大崎市議会、
ソーシャルファーム大崎(美里町)、みやぎハートフルセンター(仙台市)を訪問しました。

環境福祉委員会のメンバーは以下の通りです。
【選任月日 令和5年11月29日】

委員長 佐々木 賢司(自由民主党・県民会議)
副委員長 伊藤 吉浩(自由民主党・県民会議)
委員 ゆさ みゆき(みやぎ県民の声)
委員 小畑 仁子(みやぎ県民の声)
委員 ふなやま 由美(日本共産党宮城県会議員団)
委員 横山 のぼる(公明党県議団)
委員 柚木 貴光(自由民主党・県民会議)
委員 渡辺 勝幸(自由民主党・県民会議)
委員 高橋 伸二(自由民主党・県民会議)
委員 佐々木 喜藏(自由民主党・県民会議)

●「従業員の誰もが働きやすく、子育てしやすい職場づくりを進める企業としての取組について」(迫リコー株式会社)

⇒ https://www.hasama.ricoh.co.jp/

迫リコー株式会社は、登米市迫町に所在し、
従業員数は287名、プレス等工作機械による精密機器の部品加工や、
複写機・プリンターのユニットとオプション製品の製造などを事業としている会社です。

昨年6月、宮城県が推進する「女性のチカラを活かす企業」のゴールド認証を受けており、
女性社員の能力発揮の促進や働きやすい環境整備に、
積極的に取り組んでいるとのことでお伺いしました。

出生対象社員への育児休業制度案内と活用支援
両立支援制度の案内、育児・介護休業者の復職前面談実施
組織職向け説明会実施、両立支援セミナー案内
各研修参加、ウィメンズステップアッププログラム育成計画と実施
「6月」有休取得奨励月間、個人計画年休「5日」取得推進
EWT制度コアタイム廃止、RW制度導入、支援休暇等有休
教育支援、働きやすさランクアップ推進、改善活動、人材確保

など様々な取組を会社を挙げて実施されているとのことで、
こうした充実した支援制度についても素晴らしいなと思いながら、

会社の現状課題として、社員数の減少が加速化しており、
次世代を担う若手社員の確保が急務となっているとのことでした。

若手社員や中途採用も含め、
働きやすい会社、子育てしやすい職場であることが、
人材確保という面からも会社にとっては重要であるということを感じました。

●「大崎地域の医療提供体制の確保に係る連携について」(大崎市議会)

大崎地域においては、1市4町(大崎市、色麻町、加美町、涌谷町、美里町)で定住自立圏の形成に関する協定書を締結しており、そのなかで、医療機能の充実を図る取組内容として、圏域内で医療機能の充実、ネットワークの確立を構築しています。

役割・機能の最適化も進めており、大崎市民病院本院では、高度急性期・急性期機能を担い、大崎市民病院各分院、公立加美病院、涌谷町国保病院、美里町立南郷病院では、回復期・慢性期機能を担うこととしています。

そして、夜間の初期救急機能を基幹病院に集約し、平日日中に基幹病院からの転院を受け入れるなどしているそうです。

この大崎圏域における「公立病院の再編・ネットワーク化」は、全国的にも注目されているようで、病床の機能転換・集約により経常収支比率・医業収支比率の改善、地域医療機関との機能分化、連携推進に伴い、紹介率・逆紹介率がともに向上しているとのことです。

行政が圏域で連携しながら、医療関係者、郡市医師会の連携が進んでおり、医療界における協働・連携が重要であることを感じます。

●「障がい者の雇用の取組と今後の展開について」(ソーシャルファーム大崎)

「社会福祉法人チャレンジドらいふ「ソーシャルファーム大崎」落成式が行われました
24.03.18」
⇒ https://ch-j.co.jp/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%A6%8F%E7%A5%89%E6%B3%95%E4%BA%BA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%89%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%B5%E3%80%8C%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%95/

今年の3月15日に落成式を迎えた「ソーシャルファーム大崎」。

社会福祉法人チャレンジドらいふが、
既存の就労継続支援B型事業所のうち1つを廃止し植物工場を運営する、
日本初の”脱”福祉型プロジェクト。

この植物工場に伺い、ほうれん草栽培の現場を見てきました。

また、今週地元テレビ局でこの「ソーシャルファーム大崎」で活躍している方の、
働いていらっしゃる様子が取り上げられていますので、
シェアしたいと思います。

「福祉的就労から一般就労へ 国内初「脱福祉」の取り組み 働く障害者の収入とやりがいを高める 宮城・美里町 | khb東日本放送」(R6.5.21)
⇒ https://www.khb-tv.co.jp/news/15274244

就労継続支援B型事業所には大きな意義があるものと思いますが、
暮らしていけるだけの収入を得るために、
ビジネスとしてどう事業を回していくか、
これはなかなか難しいところではありますが、

最終的には消費者である私たちが、
こうした社会的意義のある企業の商品を積極的に購入する、
という消費行動への変化が大切になってくるものと思います。

「みやぎハートフルセンターの概要と今後の展開について」(みやぎハートフルセンター)

この4月から、旧パレス宮城野を改修してオープンした、
「みやぎハートフルセンター」。

県内の福祉団体の事務局が多数入居されており、
貸会議室も備えられ、活動の充実化が図られることが期待されています。

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以上、
働き方改革、医療提供体制の確保、
障害者雇用、福祉団体の活動支援などについて、
宮城県内の取組を調査をしたところです。

多岐にわたるテーマを一日で県内を回りましたが、
やはり実際の現場で見てお話を伺うと、
現場の取組や課題などを肌で実感する機会となります。

県内各地で、宮城県行政が様々な事業を推進していることをあらためて感じますし、
県職員の皆様はじめ関連業種の皆様のおかげで、
県民生活が守られていることを実感する機会ともなります。

お忙しいところ、県内調査の機会をいただいた皆様に、
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

(第5001号 令和6年5月24日(金))