宮城県議会建設企業委員会で県内調査―石巻港(石巻市)、姥ケ懐調整池(村田町)を訪問
本日5月29日、
宮城県議会建設企業委員会の県内調査で、
宮城県内の石巻港(石巻市)、姥ケ懐調整池(村田町)を訪問しました。
●「廃棄物埋立護岸及び雲雀野北-12m岸壁工事について」(宮城県石巻港湾事務所等)
⇒ https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/is-kouwan/index.html
国際拠点港湾仙台塩釜港の石巻港区は、
原材料・燃料の輸入拠点となっており、
紙パルプ関連、木材・合板、資料関連産業が集積しています。
東日本大震災後、この港は周辺も含め廃棄物焼却や砂利等の輸入など、
復興の拠点でもありましたが、
新たな産業の拠点に変化してきています。
今年7月には、石巻ひばり野バイオマス発電所も運転を開始するとのことで、
新たな動きも出てきています。
震災後に津波堆積物が流入し埋没が発生している航路・泊地の浚渫を、
国の直轄事業として進めることになり、
県としても廃棄物埋立護岸の整備を進めています。
「カーボンニュートラルポート」と言われていますが、
港湾も環境にやさしく脱炭素を進める先進的な取り組みも進めているようです。
●「高区・低区連絡管整備事業について」(姥ヶ懐調整池・村田町)
仙南・仙塩広域水道用水供給事業における、
「高区・低区連絡管整備事業」について。
今年の1月に運用を開始したこの事業ですが、
平成20年に岩沼市において発生した漏水事故により、
低区系の受水市町への送水が3日間にわたり停止したということがありました。
平成25年度に高区系からのバックアップ管路となる「送水連絡管」の整備事業に着手、
約110億円の事業費により完成、
仙南地域の水道用水の安定供給に資する重要な事業であると感じました。
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以上、港湾事業と水道事業について、
県内の取組について調査をしたところです。
書面では見ていたものの、やはり実際の現場で見てみると、
港湾や水道だけではなく、道路との関連や復興事業との関連、
他の分野の技術的な関心を持つ機会ともなり、
一か所の調査から横展開して調べるべきことが増えてきます。
県内各地で、宮城県行政が様々な事業を推進していることをあらためて感じますし、
県職員の皆様はじめ関連業種の皆様のおかげで、
県民生活が守られていることを実感する機会ともなります。
インフラツーリズムも注目されていますが、
こうした県内各地、全国各地のインフラ施設の存在を大切にしていきたいものですね。
お忙しいところ、県内調査の機会をいただいた皆様に、
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
(第4640号 令和5年5月29日(月)発行)