代ゼミに通っていた自分の19歳を思い出す─英語富田、数学荻野など

現在中学校のPTA会長をやって三年目ということもあり、
母校にしばしば行くことがあるわけですが、
懐かしの学び舎にも慣れてきて、
新たに中学生をやってもう一回思い出をつくっている感覚も出てくるものです。

また、私が卒業した高校も若林区内にありますので、
地元選挙区ということで身近にあり、
とてもありがたいなと思うところですが、

その後私は高校を卒業してから、
大学受験に失敗し浪人として一年間すごし、
代々木ゼミナール仙台校に通っていました。

履歴書に載らない一年間です。。。

場所は仙台駅東口、
今は東北福祉大学のキャンパスになってしまいましたが、
私の前後の世代は団塊ジュニアで人口ボリュームも大きかったこともあり、
たくさん予備校生がいました。
予備校全盛時代であったようにいまとなっては感じるところです。

時が過ぎ去り、私の上の子供も高3となりました。
早いものです。

自分が大学受験のときには、
高校時代応援団で熱中しすぎたことを取り返すべく、
高校3年、高校4年(代ゼミ)と、
受験勉強に多くの時間を費やしたことを思い出します。

今となってみれば、そのころ学んだことが
生きているものもあれば生きていないものもあるわけですが、

受験勉強に集中して取り組む姿勢というのは、
どんな仕事をするにあたっても大事なことではないかと、
40代になった今になって思うところです。

代ゼミ時代に教えていただいた講師陣には、
受験勉強だけでなくものの考え方の基礎のようなものを教わったなあと思います。

ただの予備校ではなく、受験テクニックを教わるだけではなく、
生き方の基本を、先生方の生き様を通じて、垣間見たんでしょう。

偶然、ネットでそのころ代ゼミ仙台校で数学を教わっていた、
荻野暢也先生の動画を見て、
「ああ、こんな感じだった!」となつかしく。

【代ゼミ講師】突然生徒をロックオンしてキレ散らかすww
これをどう感じるかは人それぞれww
⇒ http://jp.bogkbn.top/watch_d1FTaGhmcGthM3g5NktEV1V6OUFEdz09

いまは問題になってしまうので
このようなことはなかなかないのかもしれませんが、
約30年前は緊張感をもって予習して、
荻野先生の講義に出ていた記憶があります。

こうなってくると懐かしくなって、
ネットを探索すると現在の講義や先生のブログなども発見。

いまの荻野先生は還暦手前の御年齢ということで、
計算すればそりゃそうだとなるのですが、
あのときのパワーあふれる講義は今の私の年齢よりも十歳以上若いと知り、
当たり前ながら不思議な感覚に襲われました。

英語については、
木原太郎先生や西谷昇二先生の講義を受けていましたが、
その後の考え方に影響を受けたのは富田一彦先生の英語でした。

いまも講師をやっている先生方については、
代ゼミサテラインチャンネルで、講義の動画を見ることができます。
久しぶりに富田先生の英語読解を学びました。

そして浪人生向けの毎年最終講義の話も録音していた方がいるようです。

富田一彦 最終講義での言葉:1年間よく頑張った!人生に意味はない
⇒ https://youtu.be/xPhN8zGn5Go

19歳のころを思い出しよく考えてみれば、
一年間の浪人生活で学んだことが基礎となり、
よく振り返ってみればこのおかげで、
30代になっての浪人生活も乗り越えられたのかもしれません。

荻野先生、富田先生はじめ代ゼミの講師の先生方は、
人生に影響を与えてくださった先生だと思いますし、
おかげで思考の土台を学び取ることができたことに感謝したいと思います。

もちろん大学にストレートで行けたら一番よかったのですが、
この浪人一年間は、私の人生の土台を組み立てる大きな一年であったと、
40代になってあらためて感じた次第です。

ありがとうございました。

(第3890号 令和3年5月9日(日)発行)

※画像は平成7年3月2日の河北新報朝刊より