宮城県議会スポーツ振興調査特別委員会の県外調査に行きましたその1

5月22日から24日まで、
宮城県議会 スポーツ振興調査特別委員会の県外調査ということで、
広島県・山口県・福岡県へ超党派で出向き、調査をしてまいりました。

今期、私はスポーツ振興調査特別委員会の副委員長を務めております。

●広島県議会「スポーツを核とした地域づくり」

広島県では平成30年より、
スポーツに関する事務を教育委員会から知事部局に一元化、
オリパラ事前合宿の受け入れや、
スケートボードやパルクールなど、アーバンスポーツの世界大会を開催、

テニスやハンザクラス、サイクリング、
フィギュアスケートなど、
国際競技大会の開催にも力を入れています。

一村一スポーツのような取組もあり、
総合型地域スポーツクラブもさかんのようです。

●広島県議会「子どもの体力向上に向けた取組について」

広島県においては子供たちの体力については、
平成20年まで全国を下回っていたそうですが、
様々な取組により現在ではベスト10に入るところまで向上してきたとのことで、

その取り組みについてうかがってきたところです。

まず広島県児童生徒の体力・運動能力調査を、
国の調査に加え、県独自で悉皆調査を実施。

国立を除くすべての公立小中学校、高等学校、
特別支援学校の全児童生徒を対象に実施しており、

各学校において、調査結果を踏まえて、
体力つくり改善計画を策定・公表しています。
また、分析・計画は8月に実施されますが、
年度内11月に県と全国の最新の結果と比較して分析し、
計画の補正も行っているそうです。

また、重点強化種目として「握力」「50m走」を指定し、
広島県にゆかりのあるトップアスリートを招いての走り方教室の実施、
また、

⇒ 小学校体育科「走り方」指導ハンドブック

を作成しており、小学校の先生が走り方を教えるための材料提供をしています。

子供たちが、走るのがきらいになる大きな理由は、
誰誰より遅いとか早いとか比べられることであって、
「鬼ごっこ」のようなゲーム性を取り入れると、
よろこんで走り続けるのだそうで、
言われてみるとなるほどと感じたところです。

また教職員の指導力向上だけではなく、
子供の体力向上関係表彰も実施、
すぐれた結果や顕著な向上が見られる学校、
体力合計点が高くバランスのよい結果を残した児童生徒に対する表彰を実施しており、
これはすぐにでも宮城県で取り入れることができるのではないかと思います。

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明日以降に続けます。