渡辺勝幸予算特別委員会質疑の内容についてその2─平成31年2月予算特別委員会総括質疑

3月1日、
宮城県議会予算特別委員会において、
渡辺勝幸は総括質疑(30分)に立ちましたので、

その質問内容等についてお伝えしたいと思います。

────────────────────────

2、被災地域交流拠点施設整備支援費について

(1)事業内容と採択予定箇所について

渡辺:
次に、被災地域交流拠点施設整備支援費についておうかがいいたします。

当初予算額として、1億3200万円が計上されております。
この事業内容と採択予定箇所につきおうかがいいたします。

江口震災復興・企画部長:
被災地域交流拠点施設整備支援費でございますが、
本事業は東日本大震災により被災をされました地域において、
集会所と住民交流拠点を整備し、地域コミュニティの再構築、
それから住民主体の地域活動の活性化などを支援するものでありまして、
兵庫県からの寄付金を主な財源として25年度から実施しているものでございます。
31年度でございますが、採択予定箇所として
仙台市で2件、東松島市で2件、七ヶ浜町で1件、南三陸町で1件の
計6施設の整備を予定しているほか、
施設を活用した交流活動等の支援については
5市1町で12件の支援を予定しているところでございます。

渡辺:
ありがとうございます。

(2)今後の本事業の見通しについて

渡辺:
震災で甚大な被害を受けた地域におきましては、
新しい道路が完成し、新しいまちづくりがはじまったことにより、
被災した方々が、約八年を経たいま、
ようやく地域で活動をし始めたというところが多いように感じております。

そうした地域では地域コミュニティの再生・交流の拠点を、
住民同士がお金を出し合って建設したり、
地域活動を自腹で進めていくということはまだまだむずかしい、
そう考えますとこうした事業はこれからこそ必要であり、
平成33年度以降にも必要な事業であると感じます。

財源は地域整備推進基金、兵庫県義援金ということで、
兵庫県の皆様に改めて感謝をしたいと思います。

今後の本事業の見通しについて、おうかがいをいたします。

江口震災復興・企画部長:
本事業の実施にあたりましては、
対象としております沿岸15市町の意向をうかがいながら
平成29年度までを事業実施期間として当初復興支援を計画していたところでございますが、
当該期間中の整備が難しくなった案件もございまして、
またよりきめ細かい対応を行うために昨年度、
29年度中に改めて市町から要望を調査したところでございます。

その結果、要望を踏まえまして、復興の進展状況がもし新たに必要となった場合、
それから地区内に住民が利用できる他の集会所がない場合、
あるいは復興交付金市町の助成や他の財源の獲得が困難な場合等々ございましたので、
それらに対して新たに支援する方針で計画を見直し、
その結果、平成32年度まで支援する予定としてございます。

なお、そうしたコミュニティの再生にかかるソフト面での支援につきましては
さらに中・長期的、継続的な対応が必要だと考えられますことから、
市町の実情を踏まえながら地域コミュニティ再生支援事業、
個別の支援事業になりますが、こうしたものの活用を通じて、
きめ細かな対応をさらに進めてまいりたいと思います。

渡辺:
是非、よろしく進めていただきたいと思います。

─────────────────────────────

以降の質疑内容については、
明日以降に続けてご紹介したいと思います。

質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。

すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。

「渡辺勝幸予算特別委員会質疑の内容についてその1
─平成31年2月予算特別委員会総括質疑(平成31年3月1日)」(H31/3/1)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com/blog-entry-2596.html

「渡辺勝幸 宮城県議会県政活動報告」(ブログ)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com/blog-category-42.html

インターネット中継の動画等はこちらから見ることができます。
⇒ http://www.miyagi-pref.stream.jfit.co.jp/

─────────────────────────────
【平成31年2月定例県議会予算特別委員会
 渡辺勝幸委員質疑要旨】

1 復興・創生期間終了後の課題について

(1)平成33年度以降は、中期的な財政見通しの前提条件とは異なり、今までどおりの国の財政支援は難しいと思うが、現時点での見通しについてどうか。

(2)復興・創生期間終了後も必要な事業は確実に実施できるよう国に強く要望してほしいが、復興庁の在り方についてどう国に要望するのか。

2 被災地域交流拠点施設整備支援費について

(1)来年度当初予算における事業内容と採択予定箇所はどうか。

(2)被災者が活動を始めた地域では、コミュニティ再生・交流拠点の整備や地域活動を自己負担で行うのは難しく、平成33年度以降も事業が必要と思うが、今後の見通しはどうか。

3 広域防災拠点整備費について

JR貨物への補償費が29億円増加する具体的な理由はどうか。また、当初から増額を見込めなかったのか。
さらに、今後追加費用が発生する可能性はどうか。

4 働き方改革推進費について

(1)新規事業として来年度当初予算に計上されている内容と目的についてどうか。

(2)本事業により、長時間労働から生産性の高い働き方に転換することで、県内企業全体の生産性の向上とともに、学校現場でも活気が出るようにすべきだが、働き方改革について見解はどうか。

5 創業加速化支援費について

(1)来年度当初予算における事業の概要について、昨年度からの変更点も踏まえてどうか。

(2)我が県の創業比率が全国2位と高く、地域で志を持ってチャレンジしている人が多いとの結果について所感はどうか。

(3)創業支援では、継続的支援やマッチング支援、営業広報支援が重要だが、平成29年度の「成果と評価」を踏まえて、創業支援の在り方と来年度の取組はどうか。

6 商店街NEXTリーダー創出費について

(1)来年度当初予算に計上されている事業の概要についてどうか。

(2)商店街の次なる人材を育てるためには、先進的にまちづくりに取り組む人物や同じ悩みを持つ商店街の方々と交流し、ネットワークを作ることを重視すべきだがどうか。

─────────────────────────────